北村正裕BLOG

【北村正裕のナンセンスダイアリー】童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 執筆情報用ホームページ(童話作家・北村正裕のナンセンスの部屋) http://masahirokitamura.my.coocan.jp/ と、音楽情報用HP(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 ツイッターアカウントは「@masahirokitamra」です。

2018.3.15ライブ映像公開

2018年3月15日、Eggman tokyo east(岩本町エッグマン)でのライブの映像をYouTubeで公開しました(3.23公開)。

1 全然オッケー(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/5Ypd-8iHGsE
https://youtu.be/5Ypd-8iHGsE

2 君が教えてくれた道(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/GI--YAKCfQU
https://youtu.be/GI--YAKCfQU

3 花の少女(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/MA1KfYK6QhM
https://youtu.be/MA1KfYK6QhM

4 乙女座の女の子(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/BFWcDZDFOdQ
https://youtu.be/BFWcDZDFOdQ

5 二人乗りの気球(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/kd4hbgHNgDU
https://youtu.be/kd4hbgHNgDU

6 また会おうね(北村正裕作詞・作曲)
https://youtu.be/uP58quOxi3c
https://youtu.be/uP58quOxi3c

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*今回、公開した動画は、ライブハウスのビデオカメラで撮影してもらったもので、音量、音質の調整はしていません。音量、音質の調整(マスタリング)がされた音源をお聴きになりたい方は、是非、2016年発売のアルバム「宝石の作り方」(配信&CD)をお聴きください。2016年発売のアルバム「宝石の作り方」(配信&CD)には、今回、最新のライブ映像を公開した曲のうち、「全然オッケー」「乙女座の女の子」「二人乗りの気球」「また会おうね」が収録され、その他に3曲が収録されています。

〔北村正裕ホームページ(音楽情報用)〕
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/

〔北村正裕フェイスブックページ〕
https://www.facebook.com/masahirokitamura1958/

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra
 

「花劇場」建設工事開始、浅草花やしき

先月は、浅草凌雲閣の遺構が見つかったという工事現場(花やしきからひさご通りをはさんで西側)を見に行ってきましたが、今日は、Beeタワーの跡地に新ホール「花劇場(かげきじょう)」の建設工事が始まった花やしきで花やしき少女歌劇団のショーを見てきました。

終演後に、園内を散歩してから、園外に出てみたら、花やしき通りで歌劇団のメンバーのうちの5人を発見。写真撮らせていただきました。

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花やしき少女歌劇団のメンバー(18年3月18日、花やしき座でのショーの後、花やしき通りで撮影)

今回、撮影させていただいた写真の中央に写っているのは、昨年7月28日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/890892531977797632
で紹介した柳井萌花さんです。萌花さんは、昨年7月13日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/885441501051867136
で紹介した動画の中で、冒頭、木村唯さんの椅子を押しながら登場しているメンバーです。
これらの、昨年夏の一連のツイートは、昨年8月13日のブログ記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52419821.html
からリンクをはってあり、また、同じ日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/896627668187086849
にリンクをいれてあります。
その、昨年のツイートで紹介した動画の多くが、一昨年夏まで花やしきのシンボル的存在と言われていたBeeタワーの下にあったフラワーステージでの花やしき少女歌劇団のショーの映像ですが、Beeタワーは16年10月に解体され、現在、花やしき少女歌劇団のショーは、園内の劇場、花やしき座で行われています。
16年10月1日のブログ記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52402872.html
に、解体直前の16年9月30日に撮影したBeeタワーとフラワーステージの写真を掲載しています。
花やしき少女歌劇団は、一時は、Beeタワーの跡地に設置された仮設の「特設ステージ」でショーを行っていましたが、花やしきのホームページなどによると、Beeタワーの跡地には、来年、新しい多目的ホール「花劇場(かげきじょう)」が作られるということです。
Beeタワーの跡地は、また工事用のフェンスで囲まれていました。

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Beeタワー跡地が工事用フェンスで囲まれた浅草花やしき(18.3.18、園内の建物屋上から撮影)

〔北村正裕ホームページ内の関連ページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/merrygoround-l.htm

浅草の工事現場で凌雲閣の基礎遺構発掘

2月15日、北村正裕の新作物語『占い師の別館』(Kindle版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B079TRP714
のAmazon キンドルストアでの販売が始まりましたが、この物語の中には、東京大空襲で倒壊した浅草凌雲閣について語られる場面があります。その『占い師の別館』電子出版の直前に、浅草の工事現場での凌雲閣の基礎(土台)部分とみられる遺構が発見されたという報道が流れたのは、まったくの偶然、奇遇だと思います。
朝日新聞の記事
https://www.asahi.com/articles/ASL2G44NGL2GUTIL019.html
は、ちょうど、上記電子出版と同じ2月15日でしたが、東京新聞の記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018021002000137.html
は、2月10日付となっています。

浅草凌雲閣の倒壊は、例えば、アニメ版「こち亀」第214話「十二階で逢いませう」の背景となっており、これを見て以来、気になっていたのですが、昨年2月に電子出版した創作物語『8月のメリーゴーランド』(Kindle版)の中では、登場人物が、そのアニメ版「こち亀」の「十二階で逢いませう」について、そして、パチンコ店の入り口にある凌雲閣の記念碑について語るシーンをいれ、また、昨年は、関東大震災の起こった9月1日に、その浅草凌雲閣の記念碑の写真(2017.8.20撮影)をツイッターに投稿もしました。
https://twitter.com/masahirokitamra/status/903536281484902401

今回、『占い師の別館』の中では、「こち亀」の話は出てきませんが、またしても、浅草凌雲閣の倒壊の話を登場させてしまったのは、アニメ版「こち亀」に限らず、浅草に関するの魅力ある芸術や、街そのものの不思議な味が関係しているのだと思います。

今回の遺構発見に関しては、すでに、SNSで話題になっており、例えば、小中千昭さんが、ツイッターで、詳しくリポートしてくれています。
https://twitter.com/yamaki_nyx/status/962663983038656512
また、インスタグラムには、Tokyo Japan jpさんが「発掘」現場の写真を投稿されています。
https://www.instagram.com/p/BfNx-jcB2SV/

そして、僕は、今日、2月17日、ようやく、現地に行ってきました。15日の朝日新聞記事にあるように、すでに、遺構の煉瓦(レンガ)はなくなっていましたが、工事現場を囲む柵の外には、凌雲閣の絵が掲げられていて、現地を確認できました。記念碑があるパチンコ店の西側の路地をはいってすぐの右側。つまり、パチンコ店のすぐ北側で、花やしきからは、ひさご通りをはさんで、ほとんど西側の隣といった位置でした。

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浅草凌雲閣の遺構が発見された工事現場。凌雲閣の絵も掲げられていました。18.2.17撮影。

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花やしき笑運閣門前付近から凌雲閣の記念日があるパチンコ店方向を望む。18.2.17撮影。
浅草凌雲閣の遺構が見つかった工事現場は正面、ひさご通りの向こう側あたり。


〔Amazon著者(北村正裕)ページ〕
https://www.amazon.co.jp/-/e/B00BB4R4V2

〔関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/964471243977105408

〔関連インスタグラム投稿〕
https://www.instagram.com/p/BfQhmqMB5zr/

〔北村正裕ホームページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/

フリースクール&無料学習支援ボランティア

現在、仕事のスケジュールが空いている時期を利用してボランティアとして参加している教育関係の二つの団体を紹介します。
ひとつは、フリースクール、東京シューレ。東京シューレは、不登校の子どもたちの居場所、学びの場として、1985624日に設立されたフリースクールですが、当時、その設立趣旨に賛同した僕は、塾の教師を始めてまもない時期でしたが、設立直後の同年72日に見学させてもらい、そのときの見学記が、「東京シューレ通信」第1号に掲載されています。

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東京シューレ王子に保管されている85年の「東京シューレ通信」第1号(18.1.23撮影)

僕の創作物語『何もない遊園地』(Kindle版、2013年版&2017年改訂版)の第1話「探偵の部屋」のイメージには、85年に見学させていただいた東京シューレのイメージが色濃く反映されていると、自分自身で思っています。
当時は東十条駅近くにあった建物の一室を借りてのスタートでしたが、王子駅近くの独自の建物に移転した現在の東京シューレの室内には、すでに300号を突破した「東京シューレ通信」がすべて保存されており、僕の「東京シューレ見学記」が掲載されている第1号も保管されています。
東京シューレ創設者の奥地圭子さんは、今でもお元気で、東京シューレやフリースクール全国ネットワークなどで精力的に活動されていて、最近では、マスコミへの登場機会も多くなっているので、ご存じの方も多いと思います。
東京シューレのホームページは
http://www.shure.or.jp/
です。

もうひとつは、東京、豊島区で、経済事情で塾に通えない子どもたちの無料学習支援などをする地域のボランティア団体です。団体名はクローバーといいますが、池袋にある東京パブリック法律事務所の弁護士さんなどの地域の社会人ボランティアと大学生ボランティアが豊島区の施設を使って活動しています。「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」というNPO法人と連携して活動していますが、「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」や、それと連携して活動している「子ども食堂」については、マスコミでも取り上げられる機会が多くなっているようです。
クローバーのホームページは
http://clovertoshima.wixsite.com/toshimaku-clover
豊島子どもWAKUWAKUネットワークのホームページは
https://toshimawakuwaku.com/
です。

僕の場合は、現在、予備校講師の仕事の他、音楽活動などの時間も確保していきたいので、ボランティア活動にあてることができる時間は限られてしまいますが、参加している多くのボランティアの人たちが、同じように、時間のとれるときに参加して、全体で活動を維持しています。設立から30年以上になる東京シューレの場合は、NPO法人化もされ、OB、OGもスタッフに加わり、現在では全国的な認知度も高いですが、比較的新しい任意団体でボランティアだけで運営する団体の場合は、参加できる人が参加できるときだけでも参加して全体の活動を維持していかないといけません。ボランティアに参加することは、それ自体、とてもいい勉強になると思います。

〔北村正裕ホームページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/

〔ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra

動画『新世界交響曲の幻影』使用音源と他の録音CD比較・聴き比べ

映像作品『新世界交響曲の幻影-Dream in Dvorak"From The New World"』を制作し、YouTubeで公開しました。
https://youtu.be/kohMN_iNxEo

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これは、ドヴォルザーク作曲交響曲第9番「新世界より」第2楽章の自分自身の解釈を自分で書いた絵を組み合わせて作った映像で表現したものですが、使用した音源は、カラヤン指揮、ベルリンフィルによる1964年の録音(ドイツグラモフォンレーベルの音源)です。この曲の音源としては、このカラヤンの1964年の録音以外にも、クーベリック指揮ベルリンフィルによる1973年録音の名盤があり、この両者は、どちらも甲乙つけがたい名演だと思い、特に、ゆったりとしたテンポでじっくりと聴かせてくれるという点では、むしろ、クーベリック盤のほうがさらに秀逸と言ってもよいくらいだと思いますが、今回、1964年録音のカラヤン盤の音源を使用したのは、これが、録音から50年経過して著作隣接権が切れているのに対して、1973年録音のクーベリック盤の音源については、まだ、録音から50年が経過していないという理由からです。
そのクーベリック盤と、今回の動画で使用した1964年カラヤン盤や、その他の録音との比較(聴き比べ)について、少し書いておきます。なお、時間表示は、今回の動画『新世界交響曲の幻影-Dream in Dvorak"From The New World"』の時間表示を記します。これは、冒頭に3~4秒程度のタイトル画面の時間があるため、CDの時間表示との間に数秒程度の誤差があることにご注意ください。
「新世界より」第2楽章の色々な録音を聴いてみると、まず、今回の動画の2分50秒くらいのところに現れるティンパニを伴った音の音量に大きな違いがあり、ここのところで好みが分かれてしまいます。具体的に言うと、この部分、確かに、楽譜にはフォルテシモの記号がありますが、あまり大きな音を出すと、郷愁を奏でるこの音楽の美しさがそがれてしまうように感じ、したがって、僕は、この部分の音があまり強くなりすぎないような演奏が好きです。今回の動画で使用した1964年録音のカラヤン盤と、1973年録音のクーベリック盤は、いずれも、この点で、多くの他の指揮者の録音に比べて、とてもうまい演奏をしているように感じます。特に、クーベリック盤では、まるで、遠くから雷の音が静かに聞こえてくるような響きで、美しく不気味な感じさえするので、今回の動画で表現したような解釈にはとても相性がよいわけですが、今回使用した1964年カラヤン盤も、他の多くの録音と比べて、ここの音が大きく聞こえすぎないようにきれいに演奏されています。同じカラヤン盤でも1985年のウィーンフィルとの録音では、ここの音が、少し大きく聞こえてしまい、僕の場合は、カラヤン盤に関しては、ベルリンフィルを指揮した1964年の録音のほうが好きです。
次に、今回の動画の5分ちょうどくらいから始まる中間部の前半の短調の部分ですが、まるで秋風が郷愁を連れて吹いてくるようなこの部分の演奏は、1964年カラヤン盤の最も美しいところだと思います。もちろん、いくぶんおとなしめのクーベリック盤や、さらにひかえめで、まるで悟りの境地を示すかのような1985年のカラヤン盤も十分美しいのですが、1964年のカラヤン盤のこの部分には、おおげさに言えば心を揺さぶられるような美しさがあるような感じがします。一方、カラヤン、クーベリック以外の録音は、名盤と言われるものでも、その多くで、この部分の演奏のテンポが速すぎて、僕には、少し不満の残るものになってしまっています。
次に、長調に転調してまるでバレエシーンが始まるような中間部の後半、今回の動画の8分52秒くらいのところから始まる部分は、カラヤン盤、クーベリック盤ともに名演。クーベリック盤は、曲全体をゆったりと演奏しているので、どちらかと言えば、カラヤン盤のほうがバレエ的なイメージを連想しやすいかもしれません。
そして、第1の部分でコールアングレによる演奏で始まった主題が、第3の部分で再び現れ弦に引き継がれて、今回の動画の10分37秒と10分44秒の2度途切れる部分。ここの休止符は、1964年カラヤン盤では、とてもよく表現されていると思います。これは劇の登場人物の「居眠り」だな、と思いましたが、「意識の途切れ」と考えれば、別世界への旅立ちという解釈もできるでしょう。今回の動画のラストシーンでは、そういう解釈の可能性も表現したかったわけです。しかし、郷愁たっぷりの曲全体が夢のようなもの。そして、我々が「現実」と呼んでいる世界も、また、ひとつの夢かもしれない。優れた芸術作品は、しばしば、そんなことを示唆してくれているように思います。
今回は、第2楽章のみですが、1964年カラヤン盤と1973年クーベリック盤は、その他の各章に関しても、名演だと思います。中学生のころは、第1、第3楽章が好きでしたが、最近になって、第2楽章がとても好きになってきました。この楽章は、前後の楽章と比べると調の違いもあり、昔は、多少の違和感も感じていて、あたかも「番外編」のようにも聞こえていたのですが、最近では、むしろ、この楽章だけ取り出しても独立して味わえる名作になっているように感じています。特に、中間部の美しさは格別だと感じます。
なお、1973年クーベリック(Kubelik)盤、1985年カラヤン(Karajan)盤(ウィーンフィル)は、いずれも、例えば、Spotify
https://www.spotify.com/jp/
でも配信されています。

〔北村正裕ホームページ(音楽用)〕
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/

【18. 2.13追記】
上記のカラヤン盤も、クーベリック盤も、そして、その他の多くの演奏でも、楽譜にある第1楽章の序盤の主題の提示部のリピート(くり返し)は省略されていますが、この繰り返しを省略せずに演奏している録音としては、ケルテス指揮、ロンドン交響楽団による1966年録音盤やショルティ指揮、シカゴ交響楽団による1983年の録音などがあります。こうした楽譜通りのリピートのある演奏は、少数派ゆえの新鮮さを感じさせる一方、「くどい」とも感じてしまいますが、これも人によって好みがあるでしょう。ケルテス指揮、ロンドン交響楽団による1966年録音盤は、第2楽章については、先日書いた動画の2分50秒くらいの部分の音量が、やはり大きすぎると感じてしまいます。ショルティ盤は、そこの大きさはそれほどではないにしても、音のバランスということで言うと、ティンパニは抑えていても金管の音量が大きいので、僕の好みの演奏ではないです。ショルティ盤は、第2楽章のテンポがゆったりしていて、それはよいと思うのですが、カラヤンの1964年盤やクーベリックの1973年盤のほうが、やはり、深みのある演奏だと感じます。好みはひとそれぞれだと思うので、色々聴いてみるとよいと思います。ケルテス(Kertesz)指揮、ロンドン交響楽団による1966年録音盤も、ショルティ(Solti)指揮、シカゴ交響楽団による1983年録音盤もSpotifyで配信されていて、このふたつは、Spotifyで聴けるもので第1楽章の序盤の主題提示部のリピート(繰り返し)を省略せずに演奏しているものの中では、それなりに名演の部類にはいるものかもしれません。他にも、第1楽章の序盤の主題提示部のリピート(繰り返し)を省略せずに演奏している録音はありますが、これまでに見つけたものでは、例えば、ドラティ(Dorati)盤は第1楽章、第2楽章ともにテンポが速すぎると感じるし、また、他に、音のバランスが好みでないものもありました。
(18. 2.13記)

【18.4.20追記】
2月13日の追記で、第1楽章の序盤の主題提示部のリピート(繰り返し)を省略せずに演奏しているものの中では、ケルテス指揮、ロンドン交響楽団による1966年録音盤や、ショルティ指揮、シカゴ交響楽団による1983年録音盤は「名演の部類にはいるものかもしれません」と書きましたが、その後、それらよりさらに魅力的と感じる「名盤」を見つけたので記しておきます。パッパーノ(Pappano)指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団による2012年ライブ録音盤(WARNER CLASSICSレーベル)。この演奏の第1楽章は、とてもゆったりした演奏で(最後はテンポアップしますが)、この名曲をじっくり味わうことができます。繰り返しにはいる直前に登場する、繰り返しを省略しない演奏に特有の1小節は、余韻を感じさせる響きで、この演奏を聴いて、初めて、省略されることの多いドヴォルザークのリピート指示の意図がわかったような気がしました。繰り返す前の1回目の演奏で、フルートによる第3の主題が出てくる少し前の部分では、木管が弦より先に進んでいて、管と弦の音がずれて聞こえますが、独特な味があるので、もし、これが、偶発ななものでなく、意図的なものだとしたら、かなり巧妙なアイデアで、かつ、すごい技巧だと言えると思います。第2楽章も美しい演奏。1月6日の記事で紹介した動画の2分50秒くらいのところに現れるティンパニを伴ったトロンボーンの音の音量は、クーベリック盤などに比べると少し大きいですが、ゆっくりと出てくる感じで、しかも、ティンパニの音をかき消してしまうほどの大きさではないので、「うるさい」という感じにはなっていません。第3楽章は、かなりテンポが速いですが、第1楽章と第2楽章の前半部をじっくり味わえる演奏として、第1楽章の序盤の主題提示部のリピートを省略せずに演奏しているものの中では、これまでに聴いた録音の中では、今のところ、これが最高だと感じています(第2楽章中間部の後半は速いテンポになっています)。Spotifyでも配信されており、輸入盤CDの入手も可能です。Amazonで探す場合は、「Symphony No.9 & Cello,Dvorak」で検索すると見つかります。チェロ協奏曲(チェロ=ブルネロ)との2枚組で、チェロ協奏曲の方も、やはり、じっくり味わえる名演だと思います。
(18. 4.20追記)

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