北村正裕BLOG

【北村正裕のナンセンスダイアリー】童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 執筆情報用ホームページ(童話作家・北村正裕のナンセンスの部屋) http://masahirokitamura.my.coocan.jp/ と、音楽情報用HP(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 X(旧ツイッター)アカウントは「@masahirokitamra」です。

春の道ばたの花(スミレ、カタバミなど)

今年も花の季節ですね。
野草の話題をブログに書くのは、2008年4月6日の記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606163.html
以来ですが、その記事で掲載した写真の場所のスミレは、道路工事の後、出てこなくなってしまいました。でも、周囲を散歩すると、やはり、道端にはスミレの花が。また、スミレの仲間で葉の形などが微妙に違うタチツボスミレと思われる花もあちこちに咲いています。スミレ以外では、(夏の花になるかもしれませんが)緑の葉に黄色の花のカタバミ、カタバミの仲間で花が紫色のムラサキカタバミ、花は黄色で葉が赤いアカカタバミがそろい踏みです。これらは、みな、背の低い小さな花ですが、背の高い野草でオレンジ色の花のナガミヒナゲシが、空き地の隅などによく咲いています。これは、ヨーロッパからの帰化植物のようです。それから、最近、道路脇や線路脇で目立つようになったのが、薄紫色の花のショカッサイ(別名、オオアラセイトウ)。こちらは、中国からの帰化植物のようです。春の定番のタンポポ(セイヨウタンポポ)も健在です。

下の写真は、4月25日に豊島区雑司が谷と南池袋で撮影したものです。

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スミレ(2012年4月25日、豊島区雑司が谷3丁目で撮影)

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タチツボスミレ(?)(2012年4月25日、豊島区雑司が谷2丁目で撮影)

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カタバミ(2012年4月25日、豊島区南池袋3丁目で撮影)

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ムラサキカタバミ(2012年4月25日、豊島区雑司が谷2丁目で撮影)

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アカカタバミ(2012年4月25日、豊島区南池袋4丁目で撮影)

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ナガミヒナゲシ(2012年4月25日、豊島区南池袋4丁目で撮影)

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ショカッサイ(オオアラセイトウ)(2012年4月25日、豊島区雑司が谷2丁目で撮影)

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タンポポ(セイヨウタンポポ)(2012年4月25日、豊島区雑司が谷2丁目で撮影)

英真也さん「瞳閉じすぎ」ツイートと朝日新聞「Jポップ歌詞」記事

4月4日の朝日新聞に、Jポップの紋切り型の歌詞にネット上でも批判が多いという記事
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201204050351.html
(WEBでは4月6日)が出ましたが、出典が明示されていないものの、引用元のひとつ(?)とも思われる英真也さんのツイッターでの2010年7月6日のツイート
http://twitter.com/#!/mondaidarake/status/17843515288
を見ると、Twitterの限られた字数の中で、理屈など言わずに、うまく、Jポップの歌詞の画一性を批判していて感心してしまいます。これ自体、ひとつの立派な詩ですね。新聞に引用された部分よりも、「もう一人じゃなさすぎ」「一歩づつ歩いて行き過ぎ」というフレーズが痛快。僕自身、Jポップでの「頑張ろうソング」の氾濫に少々うんざりしているので。
ちなみに、英真也さんの別のツイート
http://twitter.com/#!/mondaidarake/statuses/17843672947
には【続き】として、「光が挿す方へ行き過ぎ」(「光が射す」でしょうが、引用元のまま)などと書かれています。

僕自身の歌は、そういうものとは一線を画するナンセンスソングであるという自負があったので、英真也さんのツイートと自分の歌詞を照合しましたが、さいわい、「指摘」されているフレーズは僕の歌詞にはありませんでした。
一方、朝日新聞の記事には、「歌ネット」歌詞検索のヒット件数として、トップ20が掲載されていますが、これもない…と言いたいところだったのですが、今、自分の音楽用HP
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/
で音源公開しているオリジナル曲8曲のうち、1曲、「また会おうね」のラストに、ランキング12位の「会いたい」の語が。惜しい。でも、この曲、ライブハウスでの自分のステージのエンディングテーマのようにしていて、「僕はまた君と会いたい」と締めくくるんで、Jポップで多用されているパターンとは少し違うはず。と、弁解。実際、今、公開しているこの曲の音源は、先月のライブハウスでのステージのラストで歌ったときのライブ録音です。

それから、英真也さんのツイートでは、冒頭に「翼広げ過ぎ」とありますが、「翼を広げ」の歌詞で真っ先に思い浮かべる「翼をください」の赤い鳥によるレコードが世に出たのは1970年(ライブでの登場は1969年)で、まだJポップという言葉が現れる前のことです。フォークからニューミュージックへの移行期でしょうか。「翼をください」は、現在のJポップの頑張ろうソングとは異質だと思います。むしろ、この歌には一種の現実逃避的な美しい響きもあり、それを批判するブログ記事を見たような記憶があります。そして、こういう曲まで応援歌にしてしまうような流行や、同じようなフレーズのあまりの多用には、やはり疑問の目が向けられてしかるべきなのでしょう。

「翼をください」については、当ブログでも
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52158152.html
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606184.html
などで取り上げています。

4日の朝日新聞の記事は、すでに多くのブログで取り上げられていますが、ひとつ例を挙げておきますと、
「寛朗(Hiroaki)'s music theory」というブログの4月9日の記事
http://ameblo.jp/hiroaki1018/entry-11217602457.html
に、この記事への言及があります。

再び、ライブハウス禁煙化について

当ブログでは、2010年10月3日に「ライブハウスを禁煙に!」という記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51948876.html
を書き、そのさい、自分が出演する日は禁煙にしてもらっているということを書きましたが、もちろん、その他の日はどうなってもよいというわけではなく、まず、できることからはじめようという趣旨です。そこで、その後の状況のご報告のため、再び、禁煙化の問題について記しておきます。

実は、現在、2009年3月から出演させていただいているライブハウスからは、初出演前の1月10日に、僕の出演日の禁煙の約束だけでなく、「またいずれ最終的には完全禁煙にもっていければと考えております」とのメールをいただいていたのです。そして、僕は、他の音楽仲間やスタッフのためにも、また、禁煙日の告知もれを防ぐためにも、年中全面禁煙は不可欠と考えていますし、自分自身、自分の出演日以外のライブも聴きたいし、さらに、タバコの健康への悪影響についての報道も増えてきていて、そろそろ、禁煙化に対する理解も得られやすくなっているはずと考え、今年にはいってから、年中全面禁煙化を実行することを提案しているのですが、残念ながら、なかなか、お店の理解が得られず、苦労しています。

残念なことに、完全禁煙化をさける理由として、お店から先日送られてきたメールには、「ライブを楽しみにご来店いただくお客様、お煙草が苦手な方もいらっしゃると同時に、お煙草のお好きな方もいらっしゃいます。どちらの方にも、ライブを聴きながら観ながら楽しんでいただきたいからです」とあり、当初の期待に反して、タバコの健康への悪影響の問題が理解されていないことが判明し、理解を得るのに、まだ、時間がかかりそうな状況です。
禁煙化の問題は、単なる好き嫌いや得手不得手の問題ではなく、自分と仲間を、たばこの害から護るために不可欠なことです。単に「嫌いな人がいるから今日はたばこダメ」なのではなく、喫煙者とその仲間全員の健康のための禁煙が必要なのです。「吸いたいのならどうぞ」という態度は、優しい態度などではなく、仲間を見捨てる冷たい態度だと思います。
タバコ依存症の人がそれをひとりで克服するのはけっこう難しいらしいので、仲間の応援、そして、「禁煙外来」の利用なども意義があるのではないでしょうか。
製薬会社の武田薬品のウェブサイトの中の
http://takeda-kenko.jp/fun/daichosa/chosa09.html
のページに、こういったことも含めた禁煙に関する記事があります。
早速、こういった情報も、お店の担当者の方に提供し、意見交換を続けていくつもりですが、ライブハウスの運営に携わる方が、受動喫煙を含めたタバコの害についての情報を把握されていないというのが現状ですから、改善はスムーズにいくかどうかわかりません。
しかし、それでも、禁煙化のはたらきかけは、ある意味では、友情の印と心得て、ねばり強く意見交換していきたいと思っていますし、また、個人的に、仲間意識、友達意識のもてるミュージシャン仲間に喫煙する人に対しては、禁煙をすすめています。
今、この記事を読まれている方には、是非、ご理解を、そして、応援をいただきたいと思っています。
もちろん、タバコ依存症に限らず、病気の治療を拒否して亡くなくなられる方は少なくないわけで、それは、それぞれの人の価値観、人生観の問題ですから、しかたありませんが、タバコ依存症の場合、治さなければ、仲間と一緒に行動できなくなり、一緒に音楽を楽しむこともできなくなってしまうので、音楽仲間であり続けてほしい人には、禁煙をおすすめしているわけです。

ここで、今年にはいってからの、タバコの害と、それに対する行政の対応に関する朝日新聞の記事のうち、現在、ネットで読めるもののうちいくつかをあげておきます。

「喫煙、4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に」1月23日
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201201220391.html

「たばこで死亡、年12万9千人 07年分、東大など分析」1月28日
http://www.asahi.com/science/update/0127/TKY201201270553.html

「受動喫煙削減へ数値目標設定 「飲食店で被害」15%へ」1月31日
http://www.asahi.com/health/news/TKY201201310468.html

「公共施設は分煙も不可 兵庫県が禁煙条例」3月19日
http://www.asahi.com/politics/update/0319/OSK201203190082.html

行政の対応は、かなり遅れていると思いますが、それでも、少しずつ動きが出ていますので、こういった情報を把握されていない方には、積極的にお知らせしていくのも、意味のあることだと思い、先日、こういう記事の情報も、ライブハウスに送っておきました。

ネット上には、すでに、こういった報道内容に関する記事も出ていて、たとえば、

「薬剤師kittenの雑記帳」というブログの1月28日の記事
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/129-2987.html

「Singer-Song-Lawyerとは私のことだ」というブログの3月22日の記事
http://ameblo.jp/tadatokobe/entry-11200799001.html

などに、関連記事があります。

また、

「Joe-Goの小部屋」というブログの2月8日の記事
http://blogs.dion.ne.jp/utautai/archives/10620469.html

には、以前、禁煙に挑戦したものの、ライブハウスでタバコをもらってしまって挫折し、最近、禁煙外来にも行って再び禁煙に挑戦開始したという人の記事があります。
応援してるよ~!

駿台フォーラム18号論文「死神のメルヘン」PDFでWEB公開-グリム童話と落語-

2000年に、雑誌「駿台フォーラム」第18号(駿台教育研究所編集)に発表した僕の論文「死神のメルヘン」(同誌p.53-70)は、落語「死神」の成立についてオペラ「クリスピーノ」が関係しているという説に疑問を投げかけたものですが、このたび、駿台教育研究所の了解が得られたので、この論文のコピーのPDFファイルを、僕のホームページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/
(童話作家・北村正裕のナンセンスの部屋)
で公開しました。
現在、「プロムナード」の目次のページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/promenade.htm
と、「グリム童話と落語『死神』」のページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/grimm-rakugo.htm
の双方からアクセスできるようにしてありますので、この方面に関心をお持ちで、また、論文を入手されていなかったかたには、今のうちにダウンロードされることをおすすめします。

この論文の掲載雑誌は、一般の書籍とちがって、入手に、多少、手間がかかりますし、そもそも、駿台教育研究所の在庫もわずかしかないとのことでした。
たとえば、「おたくらしっく」というブログの2010年3月31日の記事
http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-62cd.html
には、僕のホームページで紹介していたこの論文について、「興味を魅かれております」と記されながら、「入手の手続きに多少手数がかかるので、残念ながら未読です」とも記されています。他にも、研究者のかたから、入手していなかったというメッセージをいただいたこともあります。また、最近は、論文雑誌に掲載された論文が、PDF形式で、WEBでも公開されることは珍しくなくなっているようで、技術的には簡単なことなので、今回、駿台教育研究所の了解をいただいて、自分のホームページで公開することにしたわけです。ただし、今回公開したものは、1ページごとにひとつのPDFファイルにしたものなので、全部で18個のファイルに分かれています。ダウンロードに18回の作業が必要になりますが、ご容赦を。

また、同じく、ホームページで、この論文と、2011年に鹿児島大学の梅内幸信教授が発表された論文「「死神」モチーフ再考 : 『死神の名付け親』 (KHM44)と古典落語『死神』との比較検討」とを比較しながらの、梅内氏の2011年の論文の紹介記事を掲載しました。
こちらの記事は、現在、
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/grimm-rakugo3.htm
のページに掲載しています。
こちらも、興味お持ちのかた、ご覧ください。

[当ブログ内の関連記事]
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606121.html


【追記】ホームページの移転にともない、グリム童話と落語「死神」の頁のURLも変更になっています。

ホームページ(2016年2月11日に移転)
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/

グリム童話と落語「死神」のページ
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/grimm-rakugo.htm


赤い鳥『翼をください』歌詞「今富とか」削除の真相

70年代前半に、フォークグループ「赤い鳥」によって歌われ、その後も多くのアーティストによってカバーされ、小中学校の教科書に掲載されるなどして、歌い継がれている名曲「翼をください」(山上路夫作詞、村井邦彦作曲)の歌詞に、いくつかのヴァージョンがあることについては、このブログでも、09年7月13日の記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606184.html
などでも書きましたし、それぞれのヴァージョンによさがあると思いますが、多くの楽譜に掲載されている長いヴァージョンのうち、2番の歌詞の「今 富とか 名誉ならば いらないけど 翼がほしい」という部分が、71年に初めて発売されたレコードでは削除されている理由について、今朝の「朝日新聞」の「be on saturday」に掲載されている「うたの旅人」の記事では、「『今 富とか~』で始まる2番冒頭の歌詞は、曲の長さを抑えるためにレコードでは省略された」と書かれています。この記事には、作詞者の山上路夫さんや「赤い鳥」のメンバーだった山本潤子さん等への取材内容も含まれているようなので、かなり信憑性が高いように思います。また、下記[関連ブログ記事紹介]の中の「もうひとつの夕景工房」の記事の内容とも一致しています。

[関連ブログ記事紹介]
「キューピーBGMの独り言」10年2月6日の記事
http://qpbgm.sblo.jp/article/35172676.html

「もうひとつの夕景工房」の09年5月の記事
http://kei1959.blog43.fc2.com/blog-entry-155.html

「noBlog SINSEIの自己中で行こう!」の09年7月の記事
http://sinsei.coolblog.jp/nnnoblog/index.php?UID=1247403533

「ある広告人の告白」の08年6月の記事
http://mb101bold.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_0712.html

「天満スイッち編集室」の08年5月の記事
http://blog.livedoor.jp/maki_days/archives/51110623.html

「ある音楽人の日乗」の07年4月の記事
http://blog.goo.ne.jp/mh0914/e/a21bd72765a2ad1f1a9660dbc07912fe

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