北村正裕BLOG

【北村正裕のナンセンスダイアリー】童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 執筆情報用ホームページ(童話作家・北村正裕のナンセンスの部屋) http://masahirokitamura.my.coocan.jp/ と、音楽情報用HP(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 X(旧ツイッター)アカウントは「@masahirokitamra」です。

2005年12月

Kバレエカンパニーの「くるみ割り人形」(熊川哲也版)

先日(12月15日)、東京文化会館でのKバレエカンパニーの「くるみ割り人形」(熊川哲也版)の公演を見てきました。制作者たちの熱意が感じられる舞台であると感じる一方、疑問に感じる点も多々ありました。感想は、HPのバレエ・オペラコーナー
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/swanlake.htm
に掲載しました。

僕は、11月のオーチャードホールでの公演は見ていないのですが、
藤本真由さんのブログの
http://blog.eplus.co.jp/daisy/2005-11-17
や、
「放蕩主婦」さんの「勝手にチェック」というブログの
http://check-check.seesaa.net/article/9348709.html
などに、11月の公演の感想記事があります。
ただ、いずれにも、オーケストラについてのコメントはありません。
12月15日の公演のオーケストラについては、その存在感のある演奏について、僕は、HPで、「特筆に値する」と書きましたが、11月の公演ではどうだったのかはわかりません。また、12月15日の演奏についても、もちろん、聴く人によって、評価は様々でしょう。

納得できないガウダシンスキー版オペラ「ファウスト」

たった今、オーチャードホールで、レニングラード国立歌劇場によるガウダシンスキー版のオペラ「ファウスト」(グノー作曲)を見てきました。あまりに大胆な演出に、あ然、呆然でした。本来のラストシーンである牢獄のシーンと、その直前におかれるべきワルプルギスのバレエシーンの演奏順が入れ替わり、牢獄でマルガレーテが絶命すると、救済の合唱もなく、ワルプルギスシーンへ移行。そのラストで現れるマルガレーテの亡霊を見たファウストが、「彼女に会いたい。何としても行くぞ!」と叫んで倒れるところで全編の幕となるという結末になっていました。文学的には、たしかに、この方が、ずっと、感動的と言えるかもしれませんが、グノーの音楽は、こう演奏するようには出来ていないと思います。牢獄で、狂乱状態のマルガレーテが「主よ、私をお導きください」と歌い出すところは、間違いなく、ラストシーンへ向かう最高のクライマックスであり、最後の救済の音楽へ、まっしぐらに進んでもらわないと、納得できません。今回、その救済の合唱が、完全に削除されてしまい、自分としては、不完全燃焼です。こんな「ファウスト」、納得出来ません。明日、HPの「雑記帳」のページに、もう少し詳しく書こうと思いますが、とりあえず、寝る前に、一言、アップロードさせていただく次第です。
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