昨日、GAINAXが、HPの
http://www.gainax.co.jp/news/index.html?year=2006&month=9
で発表したところによると、まもなく、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の新劇場版四部作REBUILD OF EVANGELION(仮題)が製作され、2007年夏から2008年夏にかけて公開されるとのこと。前編、中編、後編、完結編の4部からなり、完結編以外は、従来版の再編集がベースになりそうですが、完結編は新作になるとのことなので、”もうひとつのエヴァ“が生まれるのかもしれません。また、以前、僕は、著書『エヴァンゲリオン解読』(初版2003年)の中で、『エヴァ』の制作者が、テレビ放映後、劇場版やビデオ制作にあたって、特に第弐拾四話に関して、物語の設定を微妙に変更したようだということを書きましたが、今度の新劇場版でも、その種の変更があるのかどうかも気になります。いずれにしても、これが公開されれば、従来版は、「旧世紀版」と呼ばれることになるのでしょうか。そうなると、例えば、2003年版のDVDは、旧世紀版のリニューアル版DVDと呼ばなくてはならなくなるのかもしれません。というわけで、さらにややこしくなるかもしれませんが、エヴァファンとしては、新劇場版も楽しみです。

〔関連ブログ記事〕
「きび缶」というブログの
http://blogs.yahoo.co.jp/kibineko222/19082826.html
など

〔当ブログ内の関連記事〕
http://blog.drecom.jp/masahirokitamura/archive/20
http://blog.drecom.jp/masahirokitamura/archive/22
など

【06. 9.16追記】
仮に再映画化の結果が平凡なものになってしまったとしても、旧世紀版は空前絶後の傑作としてアニメ史の中で輝き続けるでしょう。

〔HP内の関連コーナー〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

【06.09.30追記】上記9月10日掲載の情報のうち、「完結編は新作」という情報は、キングレコードのDVD情報などを掲載している「エヴァ」公式サイトの
http://evangelion.co.jp/theater.html
に出ているものです。
しかし、9月9日発売の「ニュータイプ」10月号(角川書店)18ページに掲載されているキングレコードの大月俊倫プロデューサーのインタビュー記事には、同プロデューサーの発言として、「物語の時間軸は、'95年のTVシリーズと同じです。ただし、内容はまったく異なっている。リメイクでもつくり直しでもない"新作"です」と書かれており、また、編集側の記述として、「新劇場版のために、大量の新設定も準備される予定だ」と書かれており、「完結編」だけでなく、作品全体が、95?99年版とは別の物語になることを示唆しています。前編の絵コンテは、樋口真嗣氏が担当するとのこと。いったい、どういうことになるのでしょうか?