「新世紀エヴァンゲリオンBlu-ray BOX」、2015年8月26日発売予定との告知が、2月2日に、エヴァンゲリオン公式サイトの「新世紀エヴァンゲリオン」のページ
http://www.evangelion.co.jp/ng.html
に掲載されました。
修正前の「DEATH」の初ソフト化、そして、2003年版のDVDには収録されなかった「REBIRTH」も高画質で復活!
『エヴァンゲリオン解読』(北村正裕著、第1版は2001年)の2007年新版p.183と2010年静山社文庫版p.243には、「資料に関する補足(2007年)」として、「『魂のルフラン』の流れる劇場版ソフトを入手したいという場合には、1999年に発売された古い劇場版DVDか、2000年に限定発売された『セカンドインパクトボックス』の下巻を探さなければならない」と書いてありますが、『魂のルフラン』の流れる「REBIRTH」は、2015年8月発売のブルーレイボックスに収録されると発表されたので、今後は、このブルーレイボックスをおすすめしないといけませんね。
97年春の映画「シト新生」の前半部にあたる「DEATH」は、これまで、修正された「TRUE2」ヴァージョンのみソフト発売されていましたが、2015年発売のブルーレイボックスで初めて、修正前のヴァージョンが収録されるとのことで、HDリマスターによる画質向上とともに、注目点です

以下、公式ページの告知に沿って、概要を見てみましょう。

『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズ全26話+ビデオフォーマット版4話(第弐拾壱話~第弐拾四話)
*95~96年に放送されたTVシリーズ全26話中第弐拾壱話から第弐拾四話までの4話については、99年のDVD発売時に、かなり大きな修正が加えられていて、それが、ビデオフォーマット版と呼ばれています。今回、この4話については、オンエアヴァージョンとビデオヴァージョンの両方が収録されるとのことですが、この点は、2003年版のDVDと同じですね。TVシリーズの内容を受けての完結編が、映画「THE END OF EVANGELION」ですので、まずは、TVシリーズを見ないと、劇場版はわけがわからなくなりますよ~!
オーピニングテーマに続き、「時に、西暦2015年」という黒地に白のテロップで第壱話が始まるTVシリーズ!

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』EVANGELION: DEATH & REBIRTH
「DEATH」(初ソフト化)+「REBIRTH」
*97年春の映画。「DEATH」は、テレビシリーズの回想のような内容ですが、99年のDVD発売時には、「TRUE2」という修正されたヴァージョンが収録され、修正前のヴァージョンのソフト化は、今回が初めてということになります。、また、「REBIRTH」は、完結編の予告のような内容で、このラストで、挿入歌「魂のルフラン」が流れますが、2003年発売の「リニューアル版DVDでは、この「REBIRTH」が収録されていませんでしたので、今回、久々の復活、しかも、今回は、他の映像同様、HDリマスター。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』 THE END OF EVANGELION
*97年夏に公開された完結編の映画。アニメ史上の最高傑作とも言えそうな作品だと思います。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』 REVIVAL OF EVANGELION
*98年に、97年の「シト新生」の「DEATH」の修正版と「 THE END OF EVANGELION」をつなげて上映された映画。

というわけで、「新世紀エヴァンゲリオン」の完全版と言えそうな内容です。

HPの「エヴァンゲリオンの基礎知識」のページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva-g.htm
等にも、以前、書いたことですが、映画「シト新生」は、「TVシリーズの総集編」と言われることがあるものの、いわゆるダイジェスト版ではなく、あくまで、TVシリーズ(少なくとも第弐拾四話まで)を見た人が見ることを前提に作られているもので、それゆえ、、僕は、『エヴァンゲリオン解読』などの中で、「シト新生」の「DEATH編」については、「テレビ版の回想」という表現を使っています。ダイジェスト版という意味での総集編だと勘違いして、TVシリーズを見ずに「DEATH」等の劇場版を見ても、何が何だかわからないはずなので、今回のブルーレイ発売を機に初めて「新世紀エヴァンゲリオン」を見ようという方は、見る順番にご注意を。

「DEATH」については、たとえば、
「cles::blog」の14年12月1日の記事
http://blog.cles.jp/item/7235
には、
「映画館に行ってこれほど
意味がわからないと思ったことはないという、衝撃だけが残った作品」と書かれていますが、97年の公開当時、TVシリーズを見ていなかった人は、当然、こういうことになったでしょう。

それから、今回のブルーレイボックスの価格ですが、店によって予約価格に差があり、それも、変動しているので、ご注意を。たとえば、
「Explore」というブログの2月2日の記事
http://blog.goo.ne.jp/explore10011230/e/a911cda4683df67bdbf1c05278c77c80
には、アマゾンでの価格について「\41,040」と書かれていますが、その後、アマゾンは、予約価格を引き下げています。

〔HPのエヴァンゲリオンコーナー〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

〔ツイッターの関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/562084318084726785