これまでキングレコードから発売されていたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」2003年リマスター版DVDの情報などを掲載していた公式ページ
http://www.evangelion.co.jp/
が、本日、全面リニューアルされ、新作映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」関連情報を中心としたページに変わりました。そして、リンク先の、Yahoo! JAPAN-エヴァンゲリオン特集-のページ
http://eva.yahoo.co.jp/gekijou/index.html
には、庵野総監督の「所信表明文」が掲載されました。
この「所信表明文」の中には、「エヴァはもう古いとも感じます。しかし、この12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした」とありますが、たしかに、僕が出会ったアニメの中では、「エヴァンゲリオン」以上に新鮮な驚きをともなった感動を与えてくれたアニメはなかったと思います。そして、1997年夏の完結編「THE END OF EVANGELION」以上のアニメ作品が今後生まれるような気はとてもしないというのが正直な感想なのですが、それでも、庵野総監督が言う「エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、劇場用映画として面白さを凝縮し、世界観を再構築し、誰もが楽しめるエンターテインメント映画を目指します」という姿勢には、それなりにエールを送りたいと思います。というのは、95年にテレビアニメとしてスタートし、97年に劇場版で完結し、99年に修正されたDVDが全巻完結したいわばオリジナル版(95?99年版)は、発表の形の変則さもさることながら、気軽に楽しめるアニメとは言い難く、様々な誤解も生まれて、食わず嫌いの状態になっている人も多いと思うので、今回、企画が発表された「新劇場版」がそれへの入り口としての役割を果たすことになれば、あの「エヴァンゲリオン」が、もっと多くの人たちに感動を与えることになるだろうと思えるからです。そんなわけで、「新劇場版」そのものが、旧世紀版(95?99年版)と比べて平凡なものに終わってしまったとしても(そうなるような予感もしているのですが)、無意味な試みではないと思います。かつては「エヴァだけで終わるという事態は避けたい」というような発言をしていた庵野監督の姿勢の変化を歓迎しない人もいるでしょうが、数多くの作品を作ることだけがアニメ作家の仕事ではないでしょう。希有の傑作を、より多くの人に見てもらおうとする試みは、決して、非難されることではないと思います。というわけで、僕も、是非、「新劇場版」4部作、見てみたいと思っています。2001年に三一書房から出版した「エヴァンゲリオン解読」に書いたように、僕は、「THE END OF EVANGELION」を映画館に12回も見に行ってしまいましたが、今度は、4部作、一度ずつと、とりあえず考えています。
さて、上記Yahoo! JAPANのページでは、「新劇場版特報映像」というものが見られますが、ここでは、「新しい登場人物、新しいエヴァ、異なる結末」という文言が並んでおり、タイトルの表記を変えたことと合わせて、オリジナル版とは別の作品であるということを強く示唆しているように思いますが、これは、上記のように、オリジナル版以上のものはできないだろうと予想している自分としては、歓迎です。あくまでも、新しいアニメファンのためのオリジナル版(旧世紀版)への入り口だと考えるべきでしょう。そう割り切って見ないと、オリジナル版のファンとしては、失望するような気もするので、このことは、心にとめておきたいと思っています。そして、キングレコードには、95?99年版作品のDVDの生産を中止したりすることのないようにお願いしたいと思います。
なお、上記「所信表明文」は、一部の映画館にポスターとして張り出されたようで、「まんたんウェブ」の
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/02/91_1.html
に情報が出ており、この記事は、「アニメ声優ニュース」の
http://animenews.blog4.fc2.com/blog-entry-1553.html
にも掲載されています。
また、「アニメ!アニメ!」のニュースの
http://animeanime.jp/news/archives/2007/02/91217.html
にも関連記事が出ています。
先日のスポニチの記事では、本日のポスター情報に「緊急声明文」という言葉が使われていましたが、実際には「原作/総監督 庵野秀明 2006 09/28」という日付なので、「緊急声明」というよりは、かなり前から準備されていたあいさつ文と言った方がよさそうに思います。それから、「制作/スタジオカラー」「製作/カラー」とありますが、「制作」と「製作」、「スタジオカラー」と「カラー」とは、それぞれ、どう違うのでしょう?いずれも、庵野総監督自らが設立したスタジオ、制作会社らしいですが、会社がふたつあるのか、スタジオ名と会社名を使い分けるのか、そのあたりは、今のところ、僕にはわかりません。

〔当ブログ内の関連記事〕
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/30
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/26
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/24
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/21
など

〔HPの新世紀エヴァンゲリオンコーナー〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm