4月4日の朝日新聞に、Jポップの紋切り型の歌詞にネット上でも批判が多いという記事
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201204050351.html
(WEBでは4月6日)が出ましたが、出典が明示されていないものの、引用元のひとつ(?)とも思われる英真也さんのツイッターでの2010年7月6日のツイート
http://twitter.com/#!/mondaidarake/status/17843515288
を見ると、Twitterの限られた字数の中で、理屈など言わずに、うまく、Jポップの歌詞の画一性を批判していて感心してしまいます。これ自体、ひとつの立派な詩ですね。新聞に引用された部分よりも、「もう一人じゃなさすぎ」「一歩づつ歩いて行き過ぎ」というフレーズが痛快。僕自身、Jポップでの「頑張ろうソング」の氾濫に少々うんざりしているので。
ちなみに、英真也さんの別のツイート
http://twitter.com/#!/mondaidarake/statuses/17843672947
には【続き】として、「光が挿す方へ行き過ぎ」(「光が射す」でしょうが、引用元のまま)などと書かれています。

僕自身の歌は、そういうものとは一線を画するナンセンスソングであるという自負があったので、英真也さんのツイートと自分の歌詞を照合しましたが、さいわい、「指摘」されているフレーズは僕の歌詞にはありませんでした。
一方、朝日新聞の記事には、「歌ネット」歌詞検索のヒット件数として、トップ20が掲載されていますが、これもない…と言いたいところだったのですが、今、自分の音楽用HP
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/
で音源公開しているオリジナル曲8曲のうち、1曲、「また会おうね」のラストに、ランキング12位の「会いたい」の語が。惜しい。でも、この曲、ライブハウスでの自分のステージのエンディングテーマのようにしていて、「僕はまた君と会いたい」と締めくくるんで、Jポップで多用されているパターンとは少し違うはず。と、弁解。実際、今、公開しているこの曲の音源は、先月のライブハウスでのステージのラストで歌ったときのライブ録音です。

それから、英真也さんのツイートでは、冒頭に「翼広げ過ぎ」とありますが、「翼を広げ」の歌詞で真っ先に思い浮かべる「翼をください」の赤い鳥によるレコードが世に出たのは1970年(ライブでの登場は1969年)で、まだJポップという言葉が現れる前のことです。フォークからニューミュージックへの移行期でしょうか。「翼をください」は、現在のJポップの頑張ろうソングとは異質だと思います。むしろ、この歌には一種の現実逃避的な美しい響きもあり、それを批判するブログ記事を見たような記憶があります。そして、こういう曲まで応援歌にしてしまうような流行や、同じようなフレーズのあまりの多用には、やはり疑問の目が向けられてしかるべきなのでしょう。

「翼をください」については、当ブログでも
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52158152.html
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606184.html
などで取り上げています。

4日の朝日新聞の記事は、すでに多くのブログで取り上げられていますが、ひとつ例を挙げておきますと、
「寛朗(Hiroaki)'s music theory」というブログの4月9日の記事
http://ameblo.jp/hiroaki1018/entry-11217602457.html
に、この記事への言及があります。