北村正裕BLOG

【北村正裕のナンセンスダイアリー】童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 執筆情報用ホームページ(童話作家・北村正裕のナンセンスの部屋) http://masahirokitamura.my.coocan.jp/ と、音楽情報用HP(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 ツイッターアカウントは「@masahirokitamra」です。

ヱヴァンゲリヲン

「今日の日はさようなら」とエヴァンゲリオン&ヱヴァンゲリヲン

先日、9月4日に、テレビ朝日の新番組「侃侃諤諤 (かんかんがくがく)」のスタッフの方がうちに来てくれて、アニメ「エヴァンゲリオン」をテーマにしたインタビューを受けました。「ガンダムvsエヴァンゲリオン」というテーマでの放送を企画しているとのことで、スタッフのひとりは、僕の著書「完本エヴァンゲリオン解読」(静山社文庫)を読んでいただいたようで、それに興味を持っていただいたのはうれしいことです。
放送は、主に「エヴァンゲリオン」を見ていない人が見ることを前提にしているようで、インタビューワーも見ていないないとのことだったので、「エヴァンゲリオンの魅力は?」と言われても、短時間では難しいですね。
途中で、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」での「今日の日はさようなら」(金子詔一作詞・作曲)の使用の秀逸さについて話したら、そこは、インタビューワーが興味を持ってくれたようで、「その曲、歌ってください」と言われ、練習なしで、ギター弾き語りで歌ってしまい、そこもビデオ収録されてしまいました。
「今日の日はさようなら」の使用については、2011年8月9日に、ブログ
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52122803.html
に書きましたが、「完本エヴァンゲリオン解読」(静山社文庫)では、「文庫版あとがき」で、直感的に、「内包する悲しみをクローズアップさせられたこの曲も、また、『エヴァ』によって新たな命を吹き込まれたように思える」と書いただけで、その後、作詞作曲者の金子詔一さんのエッセイを読んで曲の成立の背景を知って、ブログに紹介記事を書いたというわけです。
この曲の使用だけで、エヴァンゲリオンやヱヴァンゲリヲンシリーズの魅力を語るなどということは不可能ですが、でも、作品を見ていない人に、エヴァ&ヱヴァシリーズの非凡さについて具体的に語ろうとしたときには、ちょっと面白いかなと思い、そういう話をしました。平和な感じの歌詞の背景の意味を残酷な映像が見事に描き出していると思います。
30分番組でありながら多くの人に取材しているようなので、僕の話を取り上げていただけるかどうかはわかりませんが。
番組は、10月3日(木)深夜25:51(4日、金、未明1:51)に始まるようです。

ところで、「完本 エヴァンゲリオン解読」(静山社文庫)は、ハードカバーの単行本の第一版が2001年に三一書房から出た「エヴァンゲリオン解読」の文庫版で、ハードカバーのほうは、すでに一般書店では入手できなくなっていますが、静山社文庫版のほうは入手可能で、また、上記の「文庫版あとがき」などが追加されている他、編集者の方が作ってくれた「DVDガイド」なども追加されているので、これからお求めの方には文庫版のほうをおすすめします。

〔ツイッターの関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/383503997132226560

〔HP内の著書紹介のページ〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/chosho.htm

〔HP内のエヴァンゲリオンコーナー〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

〔三一書房版「エヴァンゲリオン解読」の最近の感想ブログ記事〕
http://evaspell.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

『今日の日はさようなら』作詞・作曲者、金子詔一さんのエッセイ紹介

金子詔一作詞・作曲による『今日の日はさようなら』は、森山良子の歌で有名になり、60年代のフォークソングの代表曲のひとつであるといってもよいでしょう。70年代以降も歌い継がれ、最近では、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)に、声優の林原めぐみの歌で、挿入歌として、映画の中盤で劇的に使われましたが、『エヴァンゲリオン解読』(北村正裕著)の文庫版として、2010年に静山社文庫の1冊として出版した『完本 エヴァンゲリオン解読』の「文庫版あとがき」の中で、僕は、この映画と『今日の日はさようなら』にも触れて、「内包する悲しみをクローズアップさせられたこの曲も、また、『エヴァ』によって新たな命を吹き込まれたように思える」(P.268)と書きました。「自由」や「信じること」への憧れは、それが危うい状況の中でこそ湧き上がるものでしょうから、この曲に深い悲しみが込められている感じがするのは当然で、僕にも、それは、直観的に感じられていたのですが、映画で、壮絶な戦闘と裏切りのシーンで、この曲が歌われたことで、その「悲しみ」が前面にでてきたように感じたのです。そして、こうなると、この曲の創作にどんな背景があるのかも知りたくなり、金子詔一さんのエッセイを見つけて、読んでみました。金子詔一さんは、ベース奏者のようですが、職業音楽家ではなく、職業としては、英語学校「F.I.A.」の創設者で、そこの事務所から、『今日の日はさようなら』というタイトルのエッセイが発行されていて、無料頒布されていました。F.I.A.のホームページに情報があり、インターネットで申し込むことができました。読んでみると、「ああ、やっぱり」と思えるような記述が。以下、金子詔一さんのエッセイから引用します。

「はじめての海外! 1963年東京オリンピックの前の年である。『ベルリンの壁』があり、壁にはいくつも算段の痕があった。壁を越えようと試みて、毎日、何人もの人が殺されていた―。見張りの機関銃を持った兵士と目を合わせるのが怖くて、目をそらせて、ふと空を見上げると、壁の上を翼を広げた鳩が自由に飛んでいた。
この旅行から帰国して、しばらくして『今日の日はさようなら』は生まれたのだった―」
(2007年3月、F.I.A.発行、金子詔一著『今日の日はさようなら』P.49より)

冷戦下での国家レベルの不信感と殺戮。それが、この曲の背景だったのですね。それを考えると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で、裏切りと残酷な戦闘のシーンでこの曲が流されたことに、あらためて、深い意味を感じてしまいます。
金子詔一さんは、反戦フォーク、フォークゲリラが盛んだったころに、あえて、そうした直接的なメッセージを歌詞にするのではなく、もっと、ずっと芸術的な歌詞を作ったわけです。エッセイの中には、「僕は、ゲバ棒持って若者らしく権力に楯突くなんてガラじゃない。まねしてみても似合わない」(P.44)という一節もあります。
この曲は、金子詔一さんが所属していたボランティアサークル(「非行防止」の活動をするサークルだったらしいです)の集会で歌われ、その後、フロッギーズというグループが学生のフォークコンサートで歌い、さらに、森山良子によって歌われることになったようです。
さらに、エッセイには、おもしろいことが書かれていました。3番まであるこの曲の歌詞の1番の「明日の日を夢見て希望の道を」という部分は、もともとは、「今日の日はさようなら」となっていて、同じ歌詞が3番まで合計3回繰り返されるようになっていたとのことです。これが、こんにち広く歌われている歌詞に変更されたのは、フロッギーズのメンバーの提案によるものだとのことです。同書P.234に記述があります。金子さん自身、どちらがよいかといったことについては書かれておらず、フロッギーズのメンバーに任せたようですが、「夢見て」という歌詞は、結果として、さらに、古い時代の反戦フォークからの飛躍を決定的にしているようにも思えます。

僕は、昔のメッセージソング、プロテストソングや現代のいわゆる「がんばろうソング」などの社会派ソングが好きになれず、『今日の日はさようなら』や、70年代にフォークグループ「赤い鳥」の歌で有名になった『翼をください』など、叙情派フォークに通じるものをもち、なおかつ童話的な幻想にささえられた歌が好きで、自分でも、そうした、いわば、ナンセンス&メルヘンソングを作り、歌うことが、自分自身の音楽活動のモットーでもありますが、かねて感銘を受けていた「エヴァンゲリオン」の新作映画にこの2曲が使われたことで、また、感銘を深めてしまいました。ちなみに、赤い鳥の『翼をください』にも、70年のレコードバージョンの他に、ライブでよく歌われる「今、富とか名誉ならばいらないけど翼が欲しい」という歌詞のはいったロングヴァージョンがありますが、こちらは、レコード収録時にカットされたのでしょう。もともと「富とか名誉」などに興味もない人間には、「富とか名誉」などという言葉自体、余計な言葉だと感じられるので、このレコードバージョンも成功しているのではないでしょうか。

ところで、今では、フォークソングという言葉は、死後に近くなってしまったのでしょうか?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見た人が、『今日の日はさようなら』のことを、童謡と言ってみたり、さらには、演歌と言う人までいるのには驚きました。フォークソングの代表曲なんですけどね。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、近々、テレビの「金曜ロードショー」で放送されるとのこと。まだ見ていない人にはオススメの作品です。

ネット上には、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に触れているブログ記事はたくさんありますが、いくつか紹介しておきます。

「ウツロメブログ」の
http://utsurome.blog23.fc2.com/blog-entry-101.html

「ToLOVEる☆LOVE」というブログの
http://toloverulove.blog121.fc2.com/blog-entry-608.html

「シネマークblog」の
http://cinemark.blog.so-net.ne.jp/2011-07-01

「ひきこもり以上、ニート未満」の
http://doraemonkun.my-sv.net/anime/462/
など。

[当ブログ内の関連記事]
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606184.html
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606183.html
など。

[HP内のエヴァンゲリオンコーナー]
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

[音楽用HP内の『完本エヴァンゲリオン解読』紹介ページ]
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/evangelion.html

新劇場版序破急Q公開機にエヴァンゲリオン謎解釈解説本

「三千世界、辻観察ブログ」というブログの11年1月6日の記事
http://electric-nokogiri.at.webry.info/201101/article_3.html
に、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見たのを機に、「新世紀エヴァンゲリオン」の解釈本、「新世紀エヴァンゲリオン完全攻略読本」を読んだという趣旨のことが書かれていました。この本は、複数の著者による本で、1997年3月、つまり完結編の映画の公開前に三一書房から発行されたものですが、当時のエヴァンゲリオン解釈本の中では、ていねいに作られていて、当時、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がどのように見られていたのかを振り返るための資料としても価値があるかもしれません。
僕が「エヴァンゲリオン解読」を出版したのは、劇場版完結編が公開され、さらに、テレビ版に修正が加えられた映像と劇場版完結編の映像のDVDビデオが発売された後の2001年でしたが、版元は、「新世紀エヴァンゲリオン完全攻略読本」と同じ三一書房でした。僕の本は、出版社の依頼で書いたものではなく、いわゆる持ち込み企画だったのですが、原稿の持ち込み先として三一書房を選んだ理由の第一は、ここが、「新世紀エヴァンゲリオン完全攻略読本」の版元だったからです。そして、同じ編集者が担当してくれることになり、その後、その編集者には、他の本などでもお世話になっています。「エヴァンゲリオン解読」が2010年に文庫化され、「完本 エヴァンゲリオン解読」というタイトルになって、静山社文庫として、静山社から一部加筆修正の上発行されたときにも、フリーの編集者となった同じ編集者にお世話になっています。そして、そんなおつきあいも、1997年に、僕が「新世紀エヴァンゲリオン完全攻略読本」を読んだことがきっかけだったわけです。
2007年にスタートした新作アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」(序・破・急(Q)+完結、4部作)シリーズは、「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターたちが活躍する、いわば、もうひとつの「エヴァ」とも呼ぶべきものですが、現在、第二作「破」まで公開されているこの新作の公開を機に、その原作であるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」について、改めてじっくり考えてみるのは、とてもおもしろいことだと思います。

僕の、静山社文庫版の「完本 エヴァンゲリオン解読」についても、いくつかのブログ記事で紹介されているようですが、新しいところでは、
「hi-sai BLOG」というブログの11年1月1日の記事
http://hi-sai.blog.so-net.ne.jp/2011-01-01
で紹介されています。
テレビシリーズの放送が始まった95年当時から「エヴァンゲリオン」を見ていた方のようで、「あきらめていた謎解きに触れ、忘れていた興味が一気に復活した」とのこと。新しい味わい方を発見するきっかけになってくれたのならうれしいです。

[HP内のエヴァンゲリオンコーナー]
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」DVD情報など

「みんなのエヴァンゲリオン(ヱヴァ)ファン」というブログの12月19日の記事
http://neweva.blog103.fc2.com/blog-entry-765.html
と20日の記事
http://neweva.blog103.fc2.com/blog-entry-766.html
に、発売になったばかりの雑誌「Cut」1月号掲載の鶴巻監督のインタビューの内容が紹介されていて、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」DVDの発売が来年2010年春ごろになるらしいとのこと。
また、ほぼ同じ内容の情報が、「エヴァ緊急ニュース」というブログの20日の記事
http://evangeliwon.blog107.fc2.com/blog-entry-999.html
に、また、同ブログの22日の記事
http://evangeliwon.blog107.fc2.com/blog-entry-1000.html
には、さらに、関連の情報が出ています。
また、DVD&Blu-ray用に修正作業やっているみたいですね。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」、完結編の公開は、まだまだ先になりそうですね。
上記2つのブログ、情報早いですね。
公式サイト
http://evangelion.co.jp/
より早い情報ですね。

それから、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は、大晦日に、もう一度、一部の映画館で上映されるようで、こちらの情報は、上記のブログでも紹介されていますが、公式ブログ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版ブログ:破」の、本日25日の記事
http://eva2.0.b-ch.com/blog/2_0/archives/234
に情報が出ています。

今年夏の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は、今年というより、最近十年間くらいの間に見た映画の中で、もっとも印象深いものだったと言っていいような気がします。

[当ブログ内の関連記事]
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/51606148.html
など

〔ホームページ内の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のページ〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva-johaq.htm

〔ホームページ内のエヴァンゲリオンコーナー〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm

エヴァンゲリオン新作映画の挿入歌にフォークの名曲

HPのエヴァンゲリオンコーナー
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva.htm
の中の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva-johaq.htm
に、「エヴァの郷愁全開!」として、新作映画第2弾「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にフォークソングの名曲「今日の日はさようなら」、「翼をください」が使われたことなどに触れましたが、「翼をください」については、以前、このブログの
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/60
記事で、歌詞にいくつかのヴァージョンがあることを書いたので、それとの関係で、ここでひとこと触れておきますと、今回の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で流れた「翼をください」の歌詞は、以前の記事で紹介した3つのヴァージョンのうち、「71年レコードヴァージョン」と呼んでいたもので、レコード音源としては、もっとも古いオリジナルのものです。ちなみに、僕が、今年3月に、ライブハウスで弾き語りで出演させていただいたときに、自作曲中心のプログラムの最後に、「翼をください」をカバー演奏しましたが、そのときの歌詞は、以前のブログ記事で「ショートヴァージョン」と呼んでいたものです。
僕の弾き語りライブの情報は、HPの中の「弾き語りライブ情報」のページ
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/live.htm
に掲載しています。
「今日の日はさようなら」は、ライブで歌ったことはありませんが、練習では、時々、歌うことがあります。「鳥のように」という歌詞が、「翼をください」と同じですし、空を飛ぶというイメージも似ているなあと、常々思っていました。ですから、映画の中盤で「今日の日はさようなら」が流れだしたときに「翼をください」を連想していたのですが、まさか、クライマックスで本当に出てくるとは!
中盤の残酷シーンは、「今日の日はさようなら」がバックに流れると、残酷さが強調されますね。そして、この曲の中に潜んでいる哀愁や、せつなさを意外な形で引き出していたように思います。
この2曲を歌っている歌手は、サントラ盤CDのネットでの予約情報のページを見ると、林原めぐみさんのようですが、せつなさ、哀愁といった感じがよく出ていたと思います。
こういう音楽の使い方や、昭和レトロ風の風景画の効果的な使用が、今回の映画では秀逸だと感じました。

次回予告で、タイトルは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」となっていましたが、これが当初発表の「4部作」の第3部(序破急の急)+第4部(完結)ということなのでしょうか?公開時期は、いつごろになるのでしょう?来年?それとも、もっとかかる?

〔ヱヴァンゲリオン新劇場版公式サイト〕
http://www.evangelion.co.jp/

〔当ブログ内の関連記事〕
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/55
http://masahirokitamura.blog.drecom.jp/archive/49
など

〔HP内の「エヴァンゲリオンの基礎知識」のページ〕
http://homepage3.nifty.com/masahirokitamura/eva-g.htm


【09/07/09追記】
「今日の日はさようなら」などの挿入について、僕の感想とは反対の批判的な感想記事を見つけましたのでご紹介します。
「Kagechoの音楽生活」というブログの7月2日の記事
http://blog.goo.ne.jp/kagecho_001/e/2924a60684cacbb79e22280e49fce28e
に感想が出ています。僕の場合は、今回、この昭和レトロ風の音楽の使い方に、一番、感心したのですが、これは、従来の普通の「昭和レトロ」ではなく、ある意味では非常に斬新な、実に「エヴァ的」な手法だと感じたのですが、こういう斬新な手法には、反発や批判はつきものなので、「Kagecho」さんのような批判的な感想が出てくることも、僕は、十分に予想していました。
僕の場合は、2001年に出版した『エヴァンゲリオン解読』第1版(三一書房)の「あとがき」でも、「郷愁を感じさせる列車シーンは、筆者のお気に入りのシーン」とか、「無人の教室シーンなども、『郷愁』そのもの」などと書いて、「郷愁」を、「エヴァ」の重要ポイントだというような言い方をし、「こうした筆者の『エヴァ』の味わい方が、極めて『異端的』であるということを知っている」(p.188)とまで書いておきましたが、今回の新作「破」でも、「エヴァ」の"郷愁路線"が全開!という好意的な感想を抱きました。
パンフレットを見ても、メカニックデザインやCGのことばかり書かれているようですが、僕の場合は、全然違ったところに注目しています。
(09/07/09追記)

【09/07/12追記】
「エヴァ緊急ニュース」というブログの
http://evangeliwon.blog107.fc2.com/blog-entry-827.html
のページに、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の感想リンク集があります。
(09/07/12追記)
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