北村正裕BLOG

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C型肝炎新治療薬

MSDのC型肝炎新治療薬エレルサ/グラジナ発売

MSD株式会社のC型肝炎新治療薬エレルサ/グラジナ(一般名=エルバスビル/グラゾプレビル)が、11月18日、発売となったようです。

qlifeproの11月22日の記事
http://www.qlifepro.com/news/20161122/releasing-erelsa-and-grazyn-for-hepatitis-c-drugs.html
等に情報が出ています。

この新薬は、僕自身、昨年、治験に参加して治癒診断を得、20年以上に及んだC型肝炎に区切りをつけることになったもので、その20年以上に及ぶ闘病体験は、『歌う童話作家のC型肝炎闘病二十年~副作用の精神症状での半年入院と社会復帰から新薬での治癒までの舞台裏~』(2016年7月、Kindle版)
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01IJTYWYI/
に詳細に書きましたが、ここ数年の新薬開発の進歩で、かつては、様々な副作用と闘いながらの長年に及ぶ治療が必要になることが多かったC型肝炎も、大きな副作用がほとんど出ない飲み薬を12週間飲むだけの治療で、9割以上の確率でウイルス駆除ができるようになってきたようです。昨年秋に発売されたギリアド社の治療薬ハーボニーなどとともに、MSDのエレルサ/グラジナも、これから治療されるかたにとっては、有力な選択肢になるでしょう。

MSDが運営しているC-kan.net(C型肝炎の正しい知識-新しい治療・新しい可能性)というサイト
http://www.c-kan.net/
の中の感染経路解説のページ
http://www.c-kan.net/knowledge/03.xhtml
には、
「現在わが国の感染者の多くは、C型肝炎ウイルスが発見される前の輸血や血液製剤、あるいは注射針が使い捨てになる前の注射針の使い回しなどで感染したものと考えられています」
と、あり、
「日本にはC型慢性肝炎患者が何人くらいいますか?」というページ
http://www.c-kan.net/knowledge/05.xhtml
には、
「わが国でのC型慢性肝炎の患者さんは、肝炎症状のないキャリア(持続感染者)を含めると150万〜200万人いると推測されています。年齢は40歳代以上に多く、C型肝炎ウイルス対策が講じられる以前の輸血などの医療行為による感染が背景にあることを示しています。しかし医療機関で何らかの治療を受けている人は50万人にすぎず、残りの100万〜150万人の中には自分がC型肝炎ウイルスに感染していることに気づいていない人もいる可能性があります」
と、あります。40歳以上のかたで一度もC型肝炎の検査を受けていない方は、早く検査を受けたほうがよいと思います。そして、感染が判明したら、肝臓専門医の先生がいる病院を受診して、それぞれの人にあった治療を検討する必要があるでしょう。有効性と安全性の高い治療薬が登場したのですから、放置して悪化させてしまわないように、まずは、検査を受けることが大切だと思います。

今回発売になったエレルサ/グラジナについては、

元患者さんのmiyaさんのブログの11月18日の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/miya_808jp/42921452.html

大阪肝臓友の会のページ
http://osaka.kanzo.org/archive/eid752.html

kusuri-new.linkというサイトのページ
http://kusuri-new.link/category5/entry65.html
などにも情報掲載されています。

また、発売直前に、
「肝臓病と共に生きる」という専門医の先生のブログの11月15日の記事
http://blog.goo.ne.jp/ryokuai_2007/e/6bd2c7858d0ae610082d231b0dfe16b4
にも情報掲載されています。

僕のホームページの中の「C型肝炎関連情報リンク」のページ
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/c-kan-l.htm
にも掲載しています。

また、上記の闘病エッセイについては、7月17日の記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52398364.html
に書いてあります。

「治そうC型肝炎」CMに薬品名がない理由

週刊「AERA」の記事が、発売元の朝日出版のページに「増える製品名を出さないCM 広告規制のある処方薬の販売戦略とは」というタイトルで出ています。
https://dot.asahi.com/aera/2016110400127.html

「いまや最短12週間。飲み薬のみの治療で治癒を目指せる時代となりました」
というギリアド社の「治そうC型肝炎」CM。昨年発売された治療薬「ハーボニー」などを販売する会社ですが、薬品名がないのはなぜか?

記事には、「国民の健康に大きな影響を与える可能性のある抗がん剤など、医師が処方しないと危険な医療用医薬品は、一般への広告が制限されているからだ」と、あります。
そういうことなのですか……
ハーボニー(一般名=レジパスビル/ソホスブビル)は、かつて主流だった治療薬のインターフェロン等と比べると、大きな副作用が出る人は少ないらしいですが、それでも、他の持病などによっては、この薬を使ってはいけない場合もあるようです。

しかし、この病気は、昨年末の同社の新聞広告によると、日本での感染者が150~200万人と推定されているにもかかわらず、そのうち医療機関で治療を受けていない未治療の患者が120万人と推定されているということで、最近の治療薬開発の進歩で、比較的簡単に高い確率で治るようになったことを知らずに治療をあきらめている人や、そもそも、病気にかかっていることに気付いていない人が多いようなので、こうした啓発だけでも、十分に意味があるわけですね。

C型肝炎は、注射器が使い捨てになっていなかった時代の注射などで感染が広がったとされる肝臓病で、放置すると、20年から30年かけて重症化して肝臓がんを発症する危険がある病気なのですが、重症化するまで自覚症状が出ないことが多いため、何らかのきっかけで検査を受けない限り発見できないため、治療が遅れてしまう人が多いようです。
僕の場合は、1993年の年末に、たまたま体調不良で病院を受診したさいの検査がきっかけでこの病気にかかっていることが見つかり、それ以降、20年以上に及ぶ闘病の末、昨年、MSD社の新薬、グラゾプレビル(グラジナ)、エルバスビル(エレルサ)の治験に参加した結果、ようやく治癒診断を得、その闘病の手記を、今年7月に『歌う童話作家のC型肝炎闘病二十年~副作用の精神症状での半年入院と社会復帰から新薬での治癒までの舞台裏~』というタイトルでKindle版で電子出版しましたが、かつては、体質などによっては治療薬の副作用が強く、また、治癒率も高くなかったので、最近の新薬開発の進展には驚きます。
僕が治験に参加したMSD社の新薬、グラゾプレビル(グラジナ)、エルバスビル(エレルサ)は、今年9月に承認され、そろそろ発売になると思いますが、こちらも、発売後にMSD社がCMを出すとしても、やはり、薬品名は出さないのかもしれませんね。

しかし、製薬会社にとっても、患者にとっても、こうした「啓発」広告には意味があるので、これを機会に、C型肝炎の検査をしたことがない方は、是非、医療機関で検査を受けるとよいと思います。特に、40歳以上の人は、注射器が使い捨てになっていなかった時代の注射を受けていて、知らぬまに感染している可能性が低くないので、検査は必須と言えるかもしれません。そして、感染していることが判明したら、肝臓専門医のいる病院を受診して、それぞれの人に合った治療を検討することが必要だと思います。

専門医のいる病院は、日本肝臓学会のページ
http://www.jsh.or.jp/medical/specialists/specialists_list
で確認できます。

また、僕のホームぺ―ジの中に、「C型肝炎関連情報リンク」のページ
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/c-kan-l.htm
を設けてあります。

上記の闘病記については、このブログの7月17日の記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52398364.html
で紹介しています。
Amazon Kindleストア
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01IJTYWYI/
で購入できます。
PC、タブレット、スマホでも読めます。また、クレジットカード決済のほか、Amazonギフト券での決済もできます。

上記の「治そうC型肝炎」CMには、治療経験者も注目しているようで、例えば、たんぽぽさんのブログの9月27日の記事(9/29追記あり)
http://ameblo.jp/tannpopo-15/entry-12203990650.html
などに取り上げられています。
この、たんぽぽさんのブログでは、7月28日の記事
http://ameblo.jp/tannpopo-15/entry-12184922691.html
の中に、僕の闘病記電子出版の情報が書かれていて、「Kindle版のみなので、どうしようか思案中」と書かれていますが、上記の通り、Kindle版は、Kindle本は、専用リーダーがなくても、PCでもタブレットでもスマホでも、無料のKindleアプリをいれれば読めます。また、価格は変動し、発売直後はいわば「特売価格」でしたが、現在は、変更されています。

新薬治験での治癒診断までの22年分のC型肝炎闘病記を電子出版

昨年のC型肝炎治癒診断にいたるまでの20年以上に及んだ闘病を綴ったエッセイを、
『歌う童話作家のC型肝炎闘病二十年
~ 副作用の精神症状での半年入院と社会復帰から新薬での治癒までの舞台裏~』
としてkindle版で電子出版しましたのでお知らせします。
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01IJTYWYI/

クレジットカードでもコンビニなどで売っているAmazonギフト券でも決済できます。
無料のKindleアプリをいれればスマホでもタブレットでもPCでも読めます。

かつて注射器が使い捨てになっていなかった時期の注射などで広がったとされるC型肝炎は、最近の新薬の開発の進展で、ほとんど副作用のない比較的短期間治療で高い確率で治るようになりましたが、長い間、治療の副作用で多くの患者を苦しめてきた病気で、体質、体力によっては、強い治療が出来ずに、悪化して亡くなった方も多い病気です。今回の本には、自分自身の3度にわたる治療失敗や、同じ病気だった母の病状悪化による死亡や、自身の音楽活動の長期休止と再開や、一見、闘病と関係なさそうな音楽や文学、アニメとの出会いなど、ときに治療前にまでさかのぼって記述することで、闘病の全体像が浮かび上がるように試みました。また、初期のインターフェロン療法に始まり、最終的に新薬(グラゾプレビル+エルバスビル)の治験で治癒診断を得るまでの様々な治療について語ることで、ひとつの病気の治療法の進歩、変遷の歴史の記述にもなっています。

なお、ホームページに関連情報リンクのページ
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/c-kan-l.htm
があります。

ネット上には、多くの患者や元患者の方々が闘病、関連情報を綴ったブログが多数ありますので、少し、紹介します。

ばんばんさんの「あかるい肝炎生活」というブログ
http://ban2ban.net/
では、過去のインターフェロン療法で治らなかったばんばんさんが、新薬の情報などを発信されています。

akioさんの「HCV(C型肝炎ウイルス)との闘い」というブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/akiokiokio1962
では、レジパスビル+ソホスブビルの治験で治癒されたakioさんの闘病記録と、新薬の情報が掲載されています。レジパスビル+ソホスブビルは、すでに、昨年(2015年)後半に「ハーボニー」の商品名で承認、発売されており、僕が治験に参加したグラゾプレビル+エルバスビル((米国での商品名はZEPATIERゼパティア)と同様、治験で高い効果が示されていて、すでに、この薬で治癒診断を得た人は多いと思います。akioさんの自己紹介記事
http://blogs.yahoo.co.jp/akiokiokio1962/28012147.html
は、今年(2016年)5月21日に更新されていて、治療歴を概観することもできるようになっています。

この他、多くの患者、元患者の方々の闘病記が、この病気の治療の歴史を語っているように思います。

【16. 7.31追記】
kindle本をAmazonギフト券で購入する場合には、Amazonの1-Click設定をそのように変更する必要があります。1-Click設定の変更については、Amazonのサイトのヘルプのページ
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201889370
に説明があります。
(16. 8.31追記)

【16. 8. 8追記】
元患者の方のブログをもうひとつ紹介します。
長い闘病の末、ソホスブビル/レジパスビル(商品名=ハーボニー)で治癒されたmiyaさんのブログ「いい日でありますように」
http://blogs.yahoo.co.jp/miya_808jp
では、最近の新薬の情報も掲載されています。例えば、16年3月29日の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/miya_808jp/42553586.html
では、MSD社(メルク・シャープ・アンド・ドーム)のエルバスビル/グラゾプレビルの承認申請の情報が掲載されています。僕自身は、闘病記『歌う童話作家のC型肝炎闘病二十年』にも書いた通り、このエルバスビル/グラゾプレビルの治験に参加して治癒診断を得たのですが、もし、治験の被験者候補に選ばれていなければ、miyaさんと同じソホスブビル/レジパスビル(商品名=ハーボニー)での治療を受ける予定でした。どちらの治療薬も、高い治癒率(ウイルス駆除率)が期待できるようです。
(16. 8. 8追記)

【16. 9.14追記】
エルバスビル、グラゾプレビルの日本での商品名は、それぞれ、グラジナ、エレルサとなるようです。
medical-tribuneの9月12日の記事
https://medical-tribune.co.jp/news/2016/0912504703/
に、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が承認の了承をしたとあり、「早ければ来月(10月)にも正式に承認される見通し」と、書かれています。
(16. 9.14追記)

【16.10. 2追記】
日経プレスリリース(16.9.28)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=423997&lindID=4
によると、MSD株式会社は、9月28日、新薬、エレルサ(エルバスビル)、グラジナ(グラゾプレビル)の製造販売承認を取得したとのことです。
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