北村正裕BLOG

童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 北村正裕ホームページ(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 X(旧ツイッター)アカウントは「@masahirokitamra」です。

2022年08月

スマホ(Zenfone GO)からSDカード取り出しに消しゴム

SIMフリータイプのアンドロイドスマホのひとつ、ASUS社のZenfone GoからマイクロSDカードを取り出そうとして、電源を切り、背面カバーを外した後、カードを指で引き出そうとしたものの、滑ってしまってビクともせず、消しゴムでこするようにして引き出すことを試みて、ようやく取り出しに成功しました。取り出すと言っても、こすりながら引き出さなくてはいけないので、消しゴムのように、こすったときに摩擦がある程度大きいものを利用するのがよいのだろうと思います。指では、すべってしまって引き抜けないので、摩擦の大きい消しゴムが役に立つというわけです。この、消しゴムを利用してSDカードを取り出す方法が見つかってみると、むしろ、背面カバーを取り外すことのほうが大変だったと言えそうです。一応、指をかけるための「つめ」があるものの、結構、難しいです。カバーがあまり簡単に外れてしまっても困りますが。あまり強引に力をいれてカバーが破損しないかと心配しつつ、結構、強く引きはがすようにして外さなくてはいけないみたいで、あまり、何度もやりたくはありません。
以上の手順は、電源を切ったり、「設定→ストレージ→SDカードのアンアマウント(アマウント解除)」という手順を経た後でSDカードを物理的に取り出す方法で、この方法は、スマホの機種によって様々だと思います。ネット上には、背面カバーをはずしたりせずにピンでカードを取り出すタイプのスマホの情報がたくさんあるようです。
電源をいれた状態でSDカードを取り出すのであれば、それ以前に、SDカードを安全に、つまり、故障、データの消失などが起こらないように取り出すために、「設定→ストレージ→SDカードのアンアマウント(アマウント解除)」という操作をしないといけないようです。先日、SDカードを取り出すときには、この手順を踏まず、電源を切って作業をしました。

sumaho-sd2208

「同じものでも区別せよ」というフェイク情報に注意(数学・確率問題の話)

5月13日の記事「高校数学『ニセ解説』に注意!」
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52489234.html
で、「確率は同じもの同士を区別する」とか「確率では、同じものでも区別して考える」などというような、ネット上などに見られる意味不明の怪しげな記述、間違った情報、ニセ解説に対する注意を呼びかけましたが、こうした「ニセ解説」にだまされている高校生は非常に多いと見えて、またしても、Yahoo!知恵袋に投稿された数学の質問の中に、
「『確率の問題は順列と違い、区別する』などと言われますが」
という文言を見つけてしまいました。
22年7月28日に投稿されたばかりの質問
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11265506526
です。
この質問の中には、受験参考書か何かと思われる一つのページの画像が添付されていますが、そこに載っている問題に対する解答は、4枚のAを区別せず、4枚のBも区別せず、4枚のCも区別せずに、4枚のAをどのどの4人が引き、4枚のBをどの4人が引き、4枚のCをどの4人が引くかということだけに着目して場合の数を数えることで確率を求めていて、4枚のAを区別などしなくても確率の計算式を作ることができるよい例となっています。
質問者の方は、
「『確率の問題は順列と違い、区別する』などと言われますが」
と書いていて、
「確率の問題は順列と違い、区別する」
という情報が疑わしいものだということに半ば気付いているようですが、それでも、なお、このニセ情報を「間違い」と自信を持って断定できずに、この質問を投稿したのだと思います。
この質問者の方のように、ニセ情報に疑いを持てる人の場合はさいわいですが、デタラメなウソ情報にだまされきっている人が多いことがうかがえるので、5月の記事に続いて、再度、同じ注意喚起の記事を掲載する次第です。

2020年6月18日にYahoo!知恵袋に投稿された
「『同じものも区別して考える』のはどうしてかわからなくなってしまいます」
という質問のページ
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14227033184
にある問題も、3つのO、2つのAを区別しない数え方でも解ける問題ですが、
そのときの質問者の方が
「『同じものも区別して考える』のはどうしてかわからなくなってしまいます」
と書いているのは、いわば、当たり前で、
「『同じものも区別して考える』ことをしないといけない」
という情報のほうが間違っているのですから。
「同じものも区別して考える」ことをしないといけない問題では、何故、そういう考え方をしないといけないのか、その理由を理解することが重要であり、そのためには、

学習支援動画「高校数学プラス10題-2019-」
第1回 それって、同様に確からしい?
https://youtu.be/hLp5rqdnMnc

で解説している問題のような具体的な例について考えるのがよいでしょう。

最近、Yahoo!知恵袋に投稿された質問の中にも、やはり、そんな「区別」がポイントになる問題が見つかります。
22年7月31日に投稿された「数A反復試行の問題です」という質問
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12265247577
などはそういう質問の例です。

昨日、NHKの番組「フェイク・バスターズ」で、「“出版の自由”と医療情報」というテーマについて、科学的根拠が不十分な本に翻弄された家族の話などが紹介され、根拠が不十分な内容が断定的に語られているような本が、例えばAmazonでの検索でオススメ順上位に表示されていたり、読者の高い評価コメントが多数掲載されていたりといった実態が紹介されていましたが、命にかかわる医療情報となると、本当に、問題ですね。数学に関するインチキ情報など、医療関係の嘘情報と違って、あまり、問題視されないと思いますが、やはり、間違いは間違いですので、注意を喚起する記事を掲載する次第です。どんな分野の情報でも、その真偽について、例えば、原典資料による検証が可能かどうかなど、自分で調べて考えるということをしないといけないのは当然で、それは、とても大切なことだと思います。

〔北村正裕ホームページ紹介ページ〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔HP内の教育関係情報リンクのページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/edu-l.htm

〔HP内の教育活動情報のページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/edu.htm


【22. 8.27追記】
またしても、Yohoo!知恵袋で「確率は同じものでも区別する」という意味不明の情報に騙されて悩んでいる人からの質問を見つけてしまいました。
「確率は同じものでも区別するのではないのですか?」という22年8月21日の質問
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11266785316
です。
ニセ情報に騙されて悩んでいる高校生、かなり多いのかもしれませんね。数学でさえこんな状況なのですから、世の中に出回っているフェイク情報の多さ、大変なものでしょうね。
(22. 8.27追記)

【22.10. 4追記】
またしても、Yahoo!知恵袋に「確率はすべてを区別すると教わりました」という投稿を見つけてしまいました。
22年9月25日に投稿された質問
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12268582557
です。

【22.10.11追記】Yohoo!知恵袋に「確率は見た目がおなじでも分けるとおもってました」という質問が投稿されているのを見つけてしまいました。
またまた……という感じですが、10月10日に投稿された質問
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10269317275
です。「確率を求めるときは同じものでも絶対に区別する」などという意味不明の情報を発信している人には、そういう情報がこんなことにもつながってしまうのだということを、この質問の投稿を見て知って欲しいものですが、間違いを正すための情報発信を繰り返しても、一度拡散してしまったニセ情報の影響を排除するのは容易ではないということを、こういう質問投稿が教えてくれているように思います。
(22.10.11追記)

【23. 9.30追記】
Yahoo!知恵袋は、その後も、時々、覗いていますが、相変わらず、「確率問題が出てきたら何でも区別」などという間違った丸覚えをしようとして間違えている人が続出しているようです。最近では、23年9月20日の「赤玉2個と白玉3個と青玉1個が入った袋から……」という質問。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10286280050
この質問者さんは、4回中赤玉が1回自玉が1回青玉が2回出る場合、色の順番が何通りあるかを考えるために赤玉1個、自玉1個、青玉2個を並べる並べ方が何通りかを数えるところで、その2個の青玉を区別しなければならないと思ったようです。ここまで来るとあ然としてしまいますが、これが「確率問題では何でも区別」などというニセ情報が生んでいる現実です。
(23. 9.30追記)


【2023年10月26日追記】
ちょうど今年の東大理系前期日程の入試問題数学第2問が、同じ色の玉を区別しない数え方による確率計算ができる例になっていて、現在、駿台予備学校のウェブサイトに掲載されている解答例
https://www2.sundai.ac.jp/sokuhou/2023/tky1_suu2_1.pdf
が、そういう方法、つまり、同じ色の玉を区別しない数え方で確率を計算する方法になっています。
問題は、
「黒玉3個、赤玉4個、白玉5個がはいっている袋から玉を1個ずつ取り出し、取り出された玉を順に横一列に12個すべてを並べる。ただし、袋から個々の玉が取り出される確率は等しいものとする。
(1) どの赤玉も隣り合わない確率pを求めよ。
(2) どの赤玉も隣り合わないとき、どの黒玉も隣り合わない条件付き確率qを求めよ」
というものです。
問題に「袋から個々の玉が取り出される確率は等しいものとする」とあるので、12個の玉をすべて区別して並べ方を12!通りと数える方法がいわば基本的な解法ということになるでしょうが、特定の色の配列が起こる確率を考えると、どの配列の確率も3!・4!・5!/12!となり、同じ色の玉を区別せずに並べ方を「12!/(3!・4!・5!)通り」(12C3・9C4通りとしても同じ)と数えても、この「12!/(3!・4!・5!)通り」が同様に確からしいと言えることがすぐにわかるので、ここから、このような数え方での確率計算をすることができます。
現在、駿台予備学校のウェブサイトに掲載されている解答例では、
(1)で、
同じ色の玉どうしを区別せず、色の配列のみに着目しての12個の玉の並べ方が
12C3・9C4通り(12!/(3!・4!・5!)としても同じ)
であり、これらが同様に確からしいと言え、
このうち、どの赤玉も隣り合わない並べ方が
8C3・9C4通り
であることから、求める確率pを
p=(8C3・9C4)/(12C3・9C4)
と計算しています。
このように、この問題では、同じ色の玉を区別しない数え方でも、問題なく確率の計算ができるわけで、上記の解答は正しい解答ですが、確率問題では何でも区別しなければいけないなどという意味不明なニセ情報を丸覚えしようとしている人には、このような解答は受け入れられないということになってしまうでしょう。そういう人は、「確率問題では何でも区別」などという意味不明のニセ情報の被害者と言えるかもしれません。
(2023.10.26追記)

【2024年4月3日追記】
Yohoo!知恵袋に「確率では同じものでも区別して考えると教科書に書かれていました」という投稿(24年4月2日の投稿)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12295900507
を見つけ、見てみたら、画像が添付されていて、どうやら、教科書ではなく、受験参考書のようでした。やはり、受験参考書には、こんな大ウソが平然と載っているようです。この質問者さんのように、その参考書の記述に惑わされて確率が理解できなくなってしまっている人がいるということが、この参考書のようなニセ解説の有害性を示すよい例だと思います。しかも、添付画像にある問題は、むしろ、「確率では同じものでも区別して考える」などという意味不明の情報が間違いであることを説明するのによい例になっています。
(24. 4. 3追記)

【24. 8.22追記】
Yohoo!知恵袋に相変わらず次々と投稿される同様の質問。また、ひとつ、新しい投稿から「確率問題ではすべてのものを区別しなければならない」などというニセ情報に惑わされていたと思われる人からの質問投稿を紹介しておきます。
24年8月15日の投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10302562015
この質問者の方は、「確率のことについて考えているのに」「同じものを含む順列」の数が出て来るというだけで受け入れられなかったようです。「ニセ情報」の拡散に加担してしまっている人たちも、まさか、その情報がこんな受け取られ方をするとは思いもよらなかったのでしょうが(たしかにこれはかなり極端な例ではありますが)、意味不明の文言がこんなふうに受け取られてしまうことさえあるということもよく考えていただきたいと思います。
「外見上区別できないものをあえて区別して考えないといけないことがある」と言うだけなら何の問題もないのに、「ことがある」を抜かして「区別して考えないといけない」などと言ったとたんにニセ情報になってしまうということに注意しないといけないと思います。「それが基本」だとか「原則」だなどといったあいまいな表現も誤解を招く不適切な表現だと思います。
(24. 8.22追記)

【24. 9.29追記】Yahoo!知恵袋の最近の投稿については、先月も「追記」したばかりですが、今月も、続々と同様の質問が繰り返し投稿されているので、紹介しておきます。
24年9月16日の投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12304087042
には、「確率は全部区別して考えると思って」という言葉があり、
9月23日の投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12304395807
には、「確率の問題は全て区別すると言っていたので」という言葉があり、これらの質問は、全く同じ問題についての質問であり、内容的には、先月紹介した投稿を同じと言ってもよいと思います。
また、9月21日の投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12304328747
には、「確率は基本的には全てのものを区別しますが、『全体の順列/全体の順列は同じものでも区別しなくてよい』と習いました」などという記述まで登場し、ニセ情報のさらなるエスカレートをうかがわせるものになっています。そして、この質問の中には、拡散してしまっているニセ情報が、いかにフェイクであるかを示す良い例になっている問題が書かれています。
(24.9.29追記)

【24.11.24追記】
相変わらず、Yohoo!知恵袋には、「確率問題では、すべてのものを区別しなければならない」などという意味不明、根拠不明のニセ情報に惑わされてしまっていると思われる人からの質問投稿が続いていますが、また、ひとつ、最新の例を紹介しておきます。
「確率について質問です」という、24年11月22日の投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12307048467
「確率は結果ではなく起こりやすさを考えているので、『全て区別する』と習いました」などという情報も含まれる投稿で、やはり、その情報が通用しない例を見つけての質問です。これも、「確率問題では、すべてのものを区別しなければならない」などという意味不明、根拠不明のニセ情報に惑わされてしまっていた人からの質問投稿の例だと思います。この投稿にある問題は、「同じ色の玉を区別しない数え方で正しい確率が計算できる例であるのみならず、解釈によっては、「すべての玉を区別する」という考え方が通用しないこともあるもので、「確率問題では、すべてのものを区別しなければならない」などという意味不明の「情報」がニセ情報であるということを説明するのによい例だと思います。
(24.11.24追記)

【2025.5.9追記】
年に数回、定期的にYahoo!知恵袋に投稿された質問を紹介するための追記を書くようになってしまっていますが、今回も、また、情報追加します。実際には、ニセ情報に惑わされてしまったと思われる人からのYahoo!知恵袋への投稿は、年に数回どころではなく、毎月、いくつかは見つかるくらい多いのですが、さすがに全部を紹介するというのは無理なので、相変わらずの状況であること示すために、時々、新たな情報を追加しているわけです。
以前にも、ニセ情報の影響で確率問題では同じものを含む順列の数を考えることも許されないなどと思っていると思われる人からの質問投稿が多いということを記しましたが、今回もそういう質問投稿の例を1つ追加しておきます。
2025年5月5日の質問投稿
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13314604368
です。「確率って全てを区別するから……」などと書かれているので、「確率問題ではすべてのものを区別しなければならない」などというニセ情報に惑わされてしまった人からの質問投稿のようです。
(25.5.9追記)


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