北村正裕BLOG

童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 北村正裕ホームページ(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 X(旧ツイッター)アカウントは「@masahirokitamra」です。

2022年11月

『かがみの孤城』アニメ映画化宣伝パンフ入手/あらすじ・声優キャスト情報等

アニメ映画『かがみの孤城』(辻村深月作、原恵一監督)の公開予定日は22年12月23日。

映画公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/

声優キャストのうち、なかなか発表されなかったオオカミさま役の声優が「芦田愛菜」であることが発表され、その名も記載された宣伝パンフレット(チラシ)を映画館でもらってきました。

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すでに発表されているように、声優陣には、テレビアニメ『忍たま乱太郎』、『名探偵コナン』で主役の声を担当している高山みなみさんなど、大物声優の名前もあります。宣伝パンフには役名が書かれていませんが、公式サイトでは、高山みなみさんはマサムネの声を担当するとのことです。
公式サイトと同じように、あらすじ、内容紹介として、
「学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに『オオカミさま』と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、『城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう』と告げる」
「全ての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける―」
という紹介が掲載されています。
また、宣伝パンフ(チラシ)には、
「鏡の世界に招かれた7人。すべての謎が明かされたとき、想像を超える奇跡に涙があふれ出す—」
というキャッチコピーも、おもて面の最後行に載っています。

『かがみの孤城』の原作は、辻村深月さんの小説で、2017年に単行本が出版された後、22年にはポプラ文庫版、23年には児童向けのキミノベル版も出版されていますが、17年の単行本の物語は、2013~14年に雑誌「asta*」に連載され、結末までたどり着くことなく連載終了となった『かがみの孤城』の物語を改作したもので、17年版の感動的な結末は、当初の連載版執筆時には想定されていなかったものであり、連載版の内容は、後の17年版の結末とは矛盾さえするものでした。『かがみの孤城』は、その「asta*」連載版からの大改作の努力こそ高く評価されるべきものであると思いますが、それについては、来月、12月に彩流社から出版される予定の作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の第1章で詳しく解説しますので、小説を読み終えた方で興味お感じの方には、是非、お読みいただきたいと思います。
小説未読で映画を先にご覧になるという方の場合は、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』をお読みになるのは、映画を見てからにしてください。ネタバレにご注意ください。

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔彩流社の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報ブログ記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493986.html

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra


『かがみの孤城』単行本、文庫、キミノベル版の違い

12月のアニメ映画公開も迫ってきた辻村深月さんの小説『かがみの孤城』。これから購入しようという人の中には、単行本にしようか、ポプラ文庫版にしようか、それとも児童向けシリーズのキミノベル版にしようかと迷っている人もいるかもしれませんね。そこで、そういう人達の参考にしていただくために、これら3つのバージョンの違いについて簡単に記しておきます。
本文そのものの違いはわずかで、単行本出版前の2013~2014年の雑誌「asta*」連載版から単行本(17年版)への大改作に比べれば、その後の文庫本出版時の修正はわずかです。
しかし、一応、単行本からの文庫化のさいの修正点を挙げておきますと、文庫版では、単行本の16ページの9行目の「それ以降、会話が途切れた」という一文が削除され、「はい」というこころの台詞の後、すぐに、「喜多嶋先生はキレイな人で」という地の文に続いていくようになっていて、キミノベル版もポプラ文庫版と同様です(ポプラ文庫版上巻22ページ、キミノベル版上巻22ページ)。
喜多嶋先生の秘密については、いわばトップシークレットで、小説未読の方には絶対に教えてはいけないことですから、ここには書けませんが、その重大な秘密は、2013年の「asta*」連載当初は、全く想定されていなかったことであり、それどころか、後の単行本で示された喜多嶋先生の秘密とは矛盾する内容でさえありました。そして、単行本でのこのあたりの記述は、喜多嶋先生がこころの味方なのかどうかも確定していなかったころの連載版の文章がそのまま使われていた部分ですが、ポプラ文庫版では、上記の一文が削除されたことで、いわば、連載版の痕跡が見えなくなっていると言ってもよいと思います。
連載版から単行本への『かがみの孤城』の大改作については、来月、彩流社から出版予定の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の第一章で詳しく紹介しますので、興味お感じの方には、小説をお読みになってからお読みいただければさいわいです。
キミノベル版は、ポプラ文庫版のテキストにルビをふり、村山竜大さんの絵がはいっています。そうなると、キミノベル版が一番お得というようにも思えますが、ポプラ文庫版には、キミノベル版よりも文字が大きいので、大きめの文字で読みやすいというところがポプラ文庫版の長所だと思います。

来月、12月23日には、アニメ映画が公開されるので、映画を先に見る人もいると思いますが、小説も未読で映画も未視聴という人は、小説を読み終えるか映画を見るまでは、ネタバレ情報に触れないようにご注意ください。

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〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔北村正裕ウェブサイト紹介ページ〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』についての彩流社の情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html



【22.12. 8追記】『かがみの孤城』文庫版に、アニメ映画仕様の新しいカバー(全面カバー帯)がついたようです。
丸善ジュンク堂のツイート
https://twitter.com/maruzeninfo/status/1594544889076883456
に情報が出ています。
(22.12. 8追記)

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

『かがみの孤城』作品論、彩流社からの出版決定

来月、12月に、彩流社から新しい本『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著)が出版されることになりました。
辻村深月さんの小説『かがみの孤城』の雑誌連載版から単行本への大改作を検証し、新しいラストが生まれた背景を探り、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と『エヴァンゲリオン』シリーズとの比較などを通してその特徴を考える内容で、今年1月に『夢の中の第3村』のタイトルで電子出版したものを再構成、改題の上、加筆、修正を加えたものです。

第一章では、『かがみの孤城』17年版の衝撃のラストが、連載版からの大改作でどのように生まれたのかを検証する内容ですが、『かがみの孤城』ほど、ラストの衝撃の大きい小説は無いかもしれません。そして、本書は、その衝撃の読書体験の感動ををさらに深めるための本だとも言えるもので、したがって、まずは、ネタバレ情報に触れないうちに小説『かがみの孤城』を最後まで読み切ることが前提です。来月、12月23日には、アニメ映画が公開されるので、映画を先に見る人もいると思いますが、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』は、小説『かがみの孤城』を読み終えた人と映画『かがみの孤城』を見た人のための本ですので、小説も未で映画も未視聴という人は、決して『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』を先に読んでしまうことがないよう、ご注意ください。くれぐれもネタバレにご注意ください。

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の目次は次の通りです。
序章 孤独な少年少女たちの居場所としての「かがみの孤城」
第1章 連載版から17年版への大改作
第2章 「かがみの孤城」が示した類型化への抵抗
第3章 「かがみの孤城」と「魔法少女まどか☆マギカ」
第4章 虚構の中の創造主―「エヴァンゲリオン」と円環の物語 

〔彩流社の情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔北村正裕ウェブサイト紹介ページ〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra


〔当ブログの「かがみの孤城」関連記事より〕

「読了までネタバレ回避を!」
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52490534.html

スバルの記憶「血が出なかった…」の違和感
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52488812.html

舞台「かがみの孤城」、舞台ならではの演出も
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52472208.html

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【22.12. 8追記】『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社)、刊行は、23年1月になりそうです。先月、彩流社が書店向けに作成したチラシでは「12月刊行}となっていましたが、その後の作業が遅れているようです。もう少しお待ちください。
(22.12. 8追記)

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