辻村深月さんの小説『かがみの孤城』を論じた作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生-源流「エヴァンゲリオン」「まどかマギカ」と虚構と現実の芸術論』(北村正裕著、2023年1月、彩流社刊)では、アニメ『エヴァンゲリオン』を『かがみの孤城』の源流と位置づけましたが、それは、あくまでも作品の内容からそうしたもので、辻村深月さんご本人の『エヴァンゲリオン』についての発言のことは知りませんでした。ところが、23年3月出版された『Another
side of
辻村深月』(辻村深月著、KADOKAWA刊)に再録された17年の「anan」記事を読んで、辻村深月さんが、『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ」に挙げられていたということを知りました。2017年といえば、ちょうど『かがみの孤城』の単行本が出版された年ですね。単行本出版直後のそんな記事の存在、これまで知りませんでした。そして、これをきっかけに、辻村深月さんの『エヴァンゲリオン』に関する過去の発言を探してみたところ、いくつかのコメントが見つかりました。
2019年7月、ポプラ社刊『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載されている辻村深月さんのコメントは、
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです。
その青春が今日までずっと褪せることなく続いてきたこと、エヴァには感謝しかありません。
ありがとう‼」
というもので、かなりのエヴァファンらしいということがうかがえます。
「ニュータイプ」2021年6月号『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特集の付録ポスター裏面に寄せられた辻村深月さんのコメントも、エヴァ愛に満ちたもので、
「高校生のころ、EVAが好きすぎて、「NERV」の刻印が入ったグッズのバインダーを買い、当時書いていた小説も、学校のテストも、まとめて挟んでずっと使っていた。
初めて「EVA」に出会った高校生の私も、かつて14歳だった私も、今大人になった私も、みんないっしょに見届けました。「エヴァ」としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り。
監督、シンジくん、ミサトさん、みんな。
本当にありがとう!」
と記されています。
『かがみの孤城』執筆前の2012年10月「WEB本の雑誌」インタビュー記事にも『新世紀エヴァンゲリオン』についての発言がありますが、そこでは、「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」などというコメントがあるものの、比較的クールなトーンなのに対して、『かがみの孤城』執筆後のコメントは、上記の通り、エヴァ愛に満ちたものになっているように感じます。もちろん、『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』や「ニュータイプ」の記事は『エヴァ』の公式企画へのコメントだということもあるだろうとは思いますが、辻村深月さんのがかなりのエヴァファンだということは間違いないようですね。
今回、見つけた辻村深月さんの『エヴァンゲリオン』に関する発言の時系列を整理してみると次のようになります。
2012年10月、「WEB本の雑誌」インタビュー
「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」
↓
2012年11月、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開
↓
2013~14年、「かがみの孤城」連載
↓
2017年5月、連載版から大改作された『かがみの孤城』単行本出版
↓
2017年、「anan」12月6日号で『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ5選」のうちのひとつに。
「私と同世代で影響を受けていない人はほぼいないはず」
↓
2018年、『かがみの孤城』本屋大賞受賞
↓
2019年、ポプラ社刊「EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary」にコメント
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです」
「エヴァには感謝しかありません」
↓
2021年3月、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開
↓
2021年、「ニュータイプ」6月号付録ポスター裏面にコメント
「『エヴァ』としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り」
↓
2022年12月、『かがみの孤城』アニメ映画公開
↓
2023年3月、『Another side of 辻村深月』に2017年「anan」記事再録
〔ブログ内の関連記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493999.html
「エヴァンゲリオン」新劇場版完結編公開機に過去の映画も順番に再鑑賞(21.3.15)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52478019.html
〔HP内の関連ページ〕
「エヴァンゲリオン」基礎知識
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/eva-g.htm
「かがみの孤城」情報リンク
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura
〔関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1641999659605581825

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』と『Another side of 辻村深月』

『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載された辻村深月さんのメッセージ
【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)
2019年7月、ポプラ社刊『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載されている辻村深月さんのコメントは、
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです。
その青春が今日までずっと褪せることなく続いてきたこと、エヴァには感謝しかありません。
ありがとう‼」
というもので、かなりのエヴァファンらしいということがうかがえます。
「ニュータイプ」2021年6月号『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特集の付録ポスター裏面に寄せられた辻村深月さんのコメントも、エヴァ愛に満ちたもので、
「高校生のころ、EVAが好きすぎて、「NERV」の刻印が入ったグッズのバインダーを買い、当時書いていた小説も、学校のテストも、まとめて挟んでずっと使っていた。
初めて「EVA」に出会った高校生の私も、かつて14歳だった私も、今大人になった私も、みんないっしょに見届けました。「エヴァ」としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り。
監督、シンジくん、ミサトさん、みんな。
本当にありがとう!」
と記されています。
『かがみの孤城』執筆前の2012年10月「WEB本の雑誌」インタビュー記事にも『新世紀エヴァンゲリオン』についての発言がありますが、そこでは、「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」などというコメントがあるものの、比較的クールなトーンなのに対して、『かがみの孤城』執筆後のコメントは、上記の通り、エヴァ愛に満ちたものになっているように感じます。もちろん、『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』や「ニュータイプ」の記事は『エヴァ』の公式企画へのコメントだということもあるだろうとは思いますが、辻村深月さんのがかなりのエヴァファンだということは間違いないようですね。
今回、見つけた辻村深月さんの『エヴァンゲリオン』に関する発言の時系列を整理してみると次のようになります。
2012年10月、「WEB本の雑誌」インタビュー
「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」
↓
2012年11月、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開
↓
2013~14年、「かがみの孤城」連載
↓
2017年5月、連載版から大改作された『かがみの孤城』単行本出版
↓
2017年、「anan」12月6日号で『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ5選」のうちのひとつに。
「私と同世代で影響を受けていない人はほぼいないはず」
↓
2018年、『かがみの孤城』本屋大賞受賞
↓
2019年、ポプラ社刊「EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary」にコメント
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです」
「エヴァには感謝しかありません」
↓
2021年3月、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開
↓
2021年、「ニュータイプ」6月号付録ポスター裏面にコメント
「『エヴァ』としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り」
↓
2022年12月、『かがみの孤城』アニメ映画公開
↓
2023年3月、『Another side of 辻村深月』に2017年「anan」記事再録
〔ブログ内の関連記事〕
『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』刊行(23.1.4)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52495415.html
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493999.html
「エヴァンゲリオン」新劇場版完結編公開機に過去の映画も順番に再鑑賞(21.3.15)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52478019.html
〔HP内の関連ページ〕
「エヴァンゲリオン」基礎知識
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/eva-g.htm
「かがみの孤城」情報リンク
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura
〔関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1641999659605581825

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』と『Another side of 辻村深月』

『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載された辻村深月さんのメッセージ
【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)