23年5月26日、映画『かがみの孤城』(辻村深月原作、原恵一監督)の特別上映が始まりました。本編の後に2014年の7人それぞれの姿を描いたイラストが宮崎あおいのナレーションに合わせて映し出されるスペシャル映像「かがみの孤城の前と後」が上映されました。スペシャル映像のラストは、昨年の映画公開時に配布された入場特典イラストカード「その後の風景」のうちの「2014年」のイラストでした。
映画『かがみの孤城』は、22年12月23日に公開された後、新宿ピカデリーなど、多くの映画館で上映が続けられ、23年3月30日に監督と主役声優の當真あみの舞台挨拶という「閉城の日、フィナーレイベント」が丸の内ピカデリーで開かれ、その日で、新宿ピカデリーなど、多くの映画館での上映が終了となりましたが、今回、「再開城」という言葉が使われています。
3月30日の「フィナーレイベント」の後も、上映を続ける映画館は結構あり、新潟県佐渡市のガシマシネマでは「再開城」の5月26日をまたいでの上映継続となっているようですが、東京では、5月4日にEJアニメシアター新宿での上映が終了した後は上映がなかったので、今回の特別上映は「再上映」と言ってもよいものかもしれません。
映画『かがみの孤城』は、6月11日から17日まで開かれるアヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品されるということで、映画祭のころまで、今回の特別上映が続くのかもしれませんね。
昨年12月に公開された後、今年1月ごろには、ネット上で映画『かがみの孤城』の上映終了時期を予想するサイトが多数登場し、今でも、検索でいくつものページが見つかりますが、それらの予想は、「1月下旬」とか「2月上旬」というものでしたから、3月30日の「フィナーレイベント」まで新宿ピカデリーなど多くの映画館で上映が続き、その後も上映が続いていることは、大方の予想を大きく裏切るロングランということになるのだと思います。
新潟県佐渡市のガシマシネマでは、「再開城」の日の5月26日をまたいでの上映継続になっているようです。
『かがみの孤城』は、映画化が発表されるよりずっと前からツイッターなどで応援してきましたが、僕が、『かがみの孤城』を応援する理由の一つは、この作品がフリースクールの先生が活躍する初めてのベストセラー小説であること、そして、日本のフリースクールの出発点となった1985年の東京シューレ発足のさい、塾教師の仕事を始めたばかりの時期だった自分が見学させていただき、創設者の奥地圭子さんに頼まれて「東京シューレ通信」第一号に「見学記」を書かせていただいたことが大きいと思います。そういういきさつは、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、23年1月、彩流社刊)の第二章にも書いてありますが、ここでは、その「東京シューレ通信」第1号に掲載されている僕の「見学記」から一部を引用しておきます。
「ところで、僕は、『東京シューレ』の子どもたちの笑顔に接して、なぜだか、一瞬、たまらなくせつないような気持になってしまった。なぜだろう。多分この部屋の外に一歩踏み出せば、病気に満ちた「現実界」が彼らを待ち受けているという考えが、僕の頭の中で、彼らの笑顔と交錯したからだろう。後で奥地さんにそれを話すと、『しかし、心のよりどころがあれば、大分ちがう』という答えが返って来た。なるほど、『東京シューレ』は、彼らのよりどころそのものなのだ。そして、これは、奥地さん等と共に、彼ら自身が長い苦労の末に創り出した自由の砦なのだとも言えよう。むしろ問題は、未だに、親の理解などを得られず、こうした心のよりどころを見つけられないでいる子どもたちが、まだ、全国に、数えきれないほどたくさんいることだろう」
(以上、引用)
あの頃、今日のようにフリースクールが認知される日のことなど想像しにくかったし、ましてや、フリースクールの先生が活躍するベストセラー小説の登場や、その映画化など、とても想像することなどできませんでした。そうした感懐が、この小説、この映画を応援したくなる要因の一つになっていると思います。
小説『かがみの孤城』の「五月」の章には、次のような一節があります。
「世の中で決まっているルールには、全部、そうした方がいい理由がきちんとある。
朝はカーテンを開けなさい、だとか。
学校には、子どもたはみんな行かねばならない、だとか」
(以上、引用)
理不尽なことも含めて、こうした「掟」のような決まり事が、どれだけ、僕たちを不当に束縛し、苦しめていることか!
子どもだけではありません。
「いい大人になって……」などと、特に大人に向けられる風当りだって世の中には多いでしょう。
『かがみの孤城』は、決して、不登校の子どもの物語ではないだろうと思います。この世に生きているずべての人間、自分らしく、自由に生きたいと考えるすべての人間の物語だと思います。
5月26日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1662079477260914688
ガシマシネマの5月25日のツイート
https://twitter.com/gashimacinema/status/1661553878654128129
映画公式サイトの「再開城」のお知らせ
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/news/230526info/
映画特別上映劇場情報
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=0526kagaminokojo
アヌシー国際アニメーション映画祭正式出品のニュース(アニメアニメ)
https://animeanime.jp/article/2023/05/01/77099.html
〔HP内の「かがみの孤城」情報リンクのページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura
〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52495415.html

【23. 6.19追記】映画『かがみの孤城』特別上映は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、MOVIXさいたま等で、5月26日から2週間続き、6月15日終了となっています。
(23. 6.19追記)
映画公式ツイッターの6月16日のツイート
https://twitter.com/kagami_eiga/status/1669540302070116352

【23. 7. 7追記】
映画『かがみの孤城』、は、23年6月28日にBD、DVD発売となり、デジタル配信も始まっています。また、8月5日にWOWOWで放送されることも決まったようです。
配信ストアリンク https://lnk.to/Kagami-K
配信情報ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1676860239373807617
(23. 7. 7追記)
【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)
映画『かがみの孤城』は、22年12月23日に公開された後、新宿ピカデリーなど、多くの映画館で上映が続けられ、23年3月30日に監督と主役声優の當真あみの舞台挨拶という「閉城の日、フィナーレイベント」が丸の内ピカデリーで開かれ、その日で、新宿ピカデリーなど、多くの映画館での上映が終了となりましたが、今回、「再開城」という言葉が使われています。
3月30日の「フィナーレイベント」の後も、上映を続ける映画館は結構あり、新潟県佐渡市のガシマシネマでは「再開城」の5月26日をまたいでの上映継続となっているようですが、東京では、5月4日にEJアニメシアター新宿での上映が終了した後は上映がなかったので、今回の特別上映は「再上映」と言ってもよいものかもしれません。
映画『かがみの孤城』は、6月11日から17日まで開かれるアヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品されるということで、映画祭のころまで、今回の特別上映が続くのかもしれませんね。
昨年12月に公開された後、今年1月ごろには、ネット上で映画『かがみの孤城』の上映終了時期を予想するサイトが多数登場し、今でも、検索でいくつものページが見つかりますが、それらの予想は、「1月下旬」とか「2月上旬」というものでしたから、3月30日の「フィナーレイベント」まで新宿ピカデリーなど多くの映画館で上映が続き、その後も上映が続いていることは、大方の予想を大きく裏切るロングランということになるのだと思います。
新潟県佐渡市のガシマシネマでは、「再開城」の日の5月26日をまたいでの上映継続になっているようです。
『かがみの孤城』は、映画化が発表されるよりずっと前からツイッターなどで応援してきましたが、僕が、『かがみの孤城』を応援する理由の一つは、この作品がフリースクールの先生が活躍する初めてのベストセラー小説であること、そして、日本のフリースクールの出発点となった1985年の東京シューレ発足のさい、塾教師の仕事を始めたばかりの時期だった自分が見学させていただき、創設者の奥地圭子さんに頼まれて「東京シューレ通信」第一号に「見学記」を書かせていただいたことが大きいと思います。そういういきさつは、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、23年1月、彩流社刊)の第二章にも書いてありますが、ここでは、その「東京シューレ通信」第1号に掲載されている僕の「見学記」から一部を引用しておきます。
「ところで、僕は、『東京シューレ』の子どもたちの笑顔に接して、なぜだか、一瞬、たまらなくせつないような気持になってしまった。なぜだろう。多分この部屋の外に一歩踏み出せば、病気に満ちた「現実界」が彼らを待ち受けているという考えが、僕の頭の中で、彼らの笑顔と交錯したからだろう。後で奥地さんにそれを話すと、『しかし、心のよりどころがあれば、大分ちがう』という答えが返って来た。なるほど、『東京シューレ』は、彼らのよりどころそのものなのだ。そして、これは、奥地さん等と共に、彼ら自身が長い苦労の末に創り出した自由の砦なのだとも言えよう。むしろ問題は、未だに、親の理解などを得られず、こうした心のよりどころを見つけられないでいる子どもたちが、まだ、全国に、数えきれないほどたくさんいることだろう」
(以上、引用)
あの頃、今日のようにフリースクールが認知される日のことなど想像しにくかったし、ましてや、フリースクールの先生が活躍するベストセラー小説の登場や、その映画化など、とても想像することなどできませんでした。そうした感懐が、この小説、この映画を応援したくなる要因の一つになっていると思います。
小説『かがみの孤城』の「五月」の章には、次のような一節があります。
「世の中で決まっているルールには、全部、そうした方がいい理由がきちんとある。
朝はカーテンを開けなさい、だとか。
学校には、子どもたはみんな行かねばならない、だとか」
(以上、引用)
理不尽なことも含めて、こうした「掟」のような決まり事が、どれだけ、僕たちを不当に束縛し、苦しめていることか!
子どもだけではありません。
「いい大人になって……」などと、特に大人に向けられる風当りだって世の中には多いでしょう。
『かがみの孤城』は、決して、不登校の子どもの物語ではないだろうと思います。この世に生きているずべての人間、自分らしく、自由に生きたいと考えるすべての人間の物語だと思います。
5月26日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1662079477260914688
ガシマシネマの5月25日のツイート
https://twitter.com/gashimacinema/status/1661553878654128129
映画公式サイトの「再開城」のお知らせ
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/news/230526info/
映画特別上映劇場情報
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=0526kagaminokojo
アヌシー国際アニメーション映画祭正式出品のニュース(アニメアニメ)
https://animeanime.jp/article/2023/05/01/77099.html
〔HP内の「かがみの孤城」情報リンクのページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura
〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52495415.html

【23. 6.19追記】映画『かがみの孤城』特別上映は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、MOVIXさいたま等で、5月26日から2週間続き、6月15日終了となっています。
(23. 6.19追記)
映画公式ツイッターの6月16日のツイート
https://twitter.com/kagami_eiga/status/1669540302070116352

【23. 7. 7追記】
映画『かがみの孤城』、は、23年6月28日にBD、DVD発売となり、デジタル配信も始まっています。また、8月5日にWOWOWで放送されることも決まったようです。
配信ストアリンク https://lnk.to/Kagami-K
配信情報ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1676860239373807617
(23. 7. 7追記)
【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)