北村正裕BLOG

童話作家&シンガーソングライター、北村正裕のブログです。 北村正裕ホームページ(北村正裕アート空間) http://masahirokitamura.art.coocan.jp/ もよろしく。 X(旧ツイッター)アカウントは「@masahirokitamra」です。

かがみの孤城

『シン・エヴァンゲリオン』中心にエヴァを論じた『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』第四章

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を論じて多くのエヴァファンの方々にお読みいただいて楽しんでいただいた『エヴァンゲリオン解読』の読者の方から、「新劇場版については書かないのですか?」と質問されることがあるのですが、実は、もう、出版しています。
『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生-源流「エヴァンゲリオン」「まどかマギカ」と虚構と現実の芸術論』(北村正裕著、2023年、彩流社刊)。
『かがみの孤城』について論じた本ではありますが、その第四章「虚構の中の創造主―「エヴァンゲリオン」と円環の物語―」は、「エヴァンゲリオン論」であり、その中心は、『シン・エヴァンゲリオン』論です。そして、この本、第一章から第三章までは『かがみの孤城』読了済または映画鑑賞済の人を対象としているのに対し、第四章だけは、『かがみの孤城』未読・未鑑賞の人でも読めるように、『かがみの孤城』のネタバレを避けるように書かれているのです。というわけで、『エヴァンゲリオン解読』やその文庫版『完本エヴァンゲリオン解読』の愛読者の方はいうまでもなく、『エヴァンゲリオン』、特に、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に興味お感じの方には、是非、お読みいただきたいと思います。
さらに、『かがみの孤城』既読の方であれば、さらに楽しめるはずです。「ハヤカワ ミステリマガジン」の2023年7月号の書評ページでは、「後半では同作と『まどか☆マギカ』や『エヴァンゲリオン』との比較というフックがあり、興味深く読み通せた」と紹介されています。エヴァファンの方であれば、まず第四章を読んで、それから『かがみの孤城』を読んで、さらに、それから第一章から通読していただければ、さらに楽しんでいただけると思います。

さて、その『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』第四章で論じている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ですが、2026年2月13日から一週間、リバイバル上映され、そして、2月23日の夜7時からTBS毛列で地上波初放送とのことです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの完結編ですが、配信を利用すれば、『新世紀エヴァンゲリオン』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、両方のシリーズを一通り見ることもできます。

リバイバル上映情報ブログ記事
https://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52547389.html

エヴァ30周年のnote記事
https://note.com/kitamuramasahiro/n/nf1c44bb20c9d

エヴァンゲリオン公式サイトの『シン・エヴァ』地上波放送決定の情報ページ
https://www.evangelion.jp/news/260123-1/

北村正裕ホームページ内のエヴァンゲリオンコーナー
https://masahirokitamura.art.coocan.jp/eva.htm

北村正裕X
https://x.com/masahirokitamra

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2023年6月4日の彩流社のツイート

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2025年11月16日北村正裕X投稿

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『エヴァンゲリオン解読』読者の方の2021年3月27日のツイート

20251016SS00001
『完本エヴァンゲリオン解読』読者の方の2025年9月30日のnote記事

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『エヴァンゲリオン解読』読者の方の2005年7月21日のブログ記事

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映画の風景のモデルの一つ、天浜線鉄道歴史館(2024年2月17日撮影→記事


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【2026年1月29日追記】
2月23日の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の地上波初放送は、昨年秋からのエヴァンゲリオン30周年記念イベントのしめくくりのような企画ですね。昨年秋から、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』等のリバイバル上映やオールエヴァ展、楽しませていただきました。

『シト新生』リバイバル上映関連note記事
https://note.com/kitamuramasahiro/n/n80b7024e7793

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オールエヴァ展ブログ記事
https://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52548864.html

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(26. 1.29追記)

映画『かがみの孤城』に登場する『トロイメライ』のオルゴール(ミタカ・オルゴール館)

アニメ映画『かがみの孤城』(原恵一監督)では、原作小説(辻村深月作)には登場しない映画独自の要素のひとつであるアンティークオルゴールが登場し、エンドロール、映画パンフには「オルゴール楽曲協力」として「ミタカ・オルゴール館」の名前がありますが、そのミタカ・オルゴール館で、映画『かがみの孤城』に登場するアンティークオルゴールのモデルとなったディスクオルゴールで、映画と同じシューマン作曲「トロイメライ」の音を聴かせてもらいました。写真、動画撮影もOKということだったので撮影もさせていただきました(スマホで)。
映画に登場するアンティークオルゴールは、ハンドルが右側についていましたが、実際のモデルのオルゴールのハンドルは扉の内側にありました。しかし、そのオルゴールとは別に、右側にハンドルのついているディスクオルゴールが多数ありました。これらは、みな、ジュークボックスタイプで、コインを入れてハンドルを回すことで音が聴けるようになっていました。ディスクオルゴールは100年くらい前のものだそうで、映画『かがみの孤城』に登場するものはドイツ、ポリフォン社製です。
大きさは、映画に登場するものと同じくらいで、かなり大きく、深みのある音が聴けました。
同じオルゴールで、ディスクを入れ替えることで、色々な曲が聴けるようになっていて、ほかのオルゴールでも、「トロイメライ」が聴けるものもありましたが、そちらは、映画に出てきたものよりかなり早いテンポでかなりの装飾音がついているものでした。

オルゴールは原作小説(辻村深月作、ポプラ社刊)には登場しない映画だけの独自のアイデアですが、原作小説もおすすめです。さらに興味お持ちの方には、作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社刊)もおすすめします。

ミタカ・オルゴール館の入館は予約制なので、詳細は同館のホームページをご覧ください。そして、映画『かがみの孤城』に登場した「トロイメライ」は、いつも聴けるとは限らないと思うので、その点、ご注意ください。1時間ごとの入れ替え制なのですが、今回、僕が入館した時間帯は、たまたま、入館者が自分一人だったので、解説員さんに「今日、映画に出てきた『トロイメライ』の音、聴けますか?」と尋ねたところ、わざわざ、ディスクを入れ替えてくれて聴かせてもらえたのですが、他の来館者がいるときにはこういうわけにもいかないでしょうから、お目当ての曲の音が聴けるかどうかは運次第ということになるかもしれません。

映画『かがみの孤城』、まだご覧になっていない方は、配信やブルーレイディスクを利用して、是非、ご覧になってください。オルゴールは原作小説(辻村深月作、ポプラ社刊)には登場しない映画だけの独自のアイデアですが、原作小説もおすすめです。さらに興味お持ちの方には、作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社刊)もおすすめします。



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映画『かがみの孤城』に登場するトロイメライのオルゴール(ミタカ・オルゴール館)(Youtube)
https://youtu.be/kiIaMr25ACM
https://youtu.be/kiIaMr25ACM

ミタカ・オルゴール館のホームページ
https://mitakaorgel.jp/

北村正裕ホームページの中の「『かがみの孤城』リンク」のページ
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

『かがみの孤城』3つのおすすめポイント&あらすじ紹介(note)
https://note.com/kitamuramasahiro/n/n46a74d59412b

『かがみの孤城』、リオンの記憶と二つの「奇跡」(note)
https://note.com/kitamuramasahiro/n/nd6367b405984

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報(彩流社)
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

フリースクールの先生が活躍する画期的な映画『かがみの孤城』、日テレで放送!(ブログ記事)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52510730.html

北村正裕ウェブサイト紹介ページ
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

北村正裕X(旧ツイッター)
https://twitter.com/masahirokitamra

【追記】
X(旧ツイッター)に投稿。
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1749404785000988949

【2024. 2. 3追記】
Xに写真投稿しました。
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1753559446285164878
(24. 2. 3追記)

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

フリースクールの先生が活躍する画期的小説の映画化作品『かがみの孤城』、日テレで放送!

学校に居場所を失くした少女の前で鏡が光る。
通り抜けると謎の城。
集められた七人に見つかる共通点。
しかし、新たな謎が解けないまま事件は起こる……
【かがみの孤城、短く一言だけの簡潔版あらすじ】

2024年2月9日(金)、午後9時から、日テレ、金曜ロードショーで、映画『かがみの孤城』が放送されます。
昨日(1/12)、金曜ロードショーの公式サイトにお知らせが掲載されました。
https://kinro.ntv.co.jp/article/detail/2024011202
この映画をまだ見ていないという人は、この放送をお見逃しなく!
すべての人におすすめです!

僕は、昨年1月には、この映画の原作小説(辻村深月作)について論じる『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社刊)を出版するなど、これまでも、『かがみの孤城』の原作小説と映画の応援をしてきましたが、小説『かがみの孤城』は、フリースクールの先生が活躍する画期的なベストセラー小説であることが、応援する大きな理由のひとつになっています。

かつて東京シューレを設立した奥地圭子さんは、小学校の教員時代には学校に登校しない子どもに登校させようと働きかけていたけれど、自分の子どもの「登校拒否」(当時の言葉)がきっかけでそれが間違っていたことに気づいたとのことで、それが小学校退職とフリースクール設立の動機になったと話されていて、僕が感銘を受けたのは、まさにその点でした。当時のことは、昨年出版した『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の第二章にも少し書きましたが、当時、僕自身、中学校の教師を辞めて、小さな塾を始めてまもないころでした。
日本のフリースクールの出発点となった1985年の東京シューレ発足のさい、塾教師の仕事を始めたばかりの時期だった僕はすぐに見学させていただき、創設者の奥地圭子さんに頼まれて「東京シューレ通信」第一号に「見学記」を書かせていただきましたが、あの頃、今日のようにフリースクールが認知される日のことなど想像しにくかったし、ましてや、フリースクールの先生が活躍するベストセラー小説の登場や、その映画化など、とても想像することなどできませんでした。そうした感懐が、この小説、この映画を応援したくなる要因の一つになっていると思います。
小説『かがみの孤城』では、序盤で、かなりのページ数を費やして、主人公が、不登校を悪いことだとみるような「常識」に苦しめられている様子が描かれていて、このあたりは映画では大幅にカットされてしまっていますが、フリースクールの先生の活躍ぶりは、映画でもかなりよく描かれています。

原作小説については、

「『かがみの孤城』、3つのおすすめポイント&あらすじ紹介」という記事
https://note.com/kitamuramasahiro/n/n46a74d59412b

をnoteに掲載しているので、ご参照いただきたいと思いますが、そこには、小説『かがみの孤城』のおすすめポイントとして、
①フリースクールの先生が活躍
②作者でさえ気づけなかった衝撃のラスト
③アニメの遺産を継承
の3点をあげていあます。
「奇跡のラスト」と呼ぶにふさわしい原作小説の衝撃のラストは、映画(原恵一監督によるアニメ映画)ではラストではなく、少し前におかれているなど、色々と違いはありますが、原作小説と映画との違いについては、

映画『かがみの孤城』、原作と比べると
https://note.com/kitamuramasahiro/n/ndbef5c351620

『かがみの孤城』、リオンの記憶と二つの「奇跡」
https://note.com/kitamuramasahiro/n/nd6367b405984

をご参照ください(いずれもnote記事)。


〔HP内の「かがみの孤城」情報リンクのページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報(彩流社)〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔北村正裕X(旧ツイッター)〕
https://twitter.com/masahirokitamra

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【24. 1.29追記】YouTube日テレ公式チャンネルで、2月9日の映画『かがみの孤城』の放送予告動画が公開されています。
https://youtu.be/8HLpRbZW5TE
https://youtu.be/8HLpRbZW5TE
(24. 1.29追記)

【2024. 2. 3追記】
Xに情報投稿しています。
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1752298731704291667
(24. 2. 3追記)

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【2024. 2.16追記】
ビデオリサーチの「高視聴率番組10」の情報
https://www.videor.co.jp/tvrating/2024/02/84087.html
によると、2月9日の金曜ロードショー、映画『かがみの孤城』の視聴率、6.6%。

その前週、2月1日の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は6.0%ということです。
https://www.videor.co.jp/tvrating/2024/02/83972.html

(24. 2.16追記)

【2024. 3.15追記】
映画『かがみの孤城』、amazonプライムビデオでの見放題配信、本日(2024年3月15日)スタートです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BZK5CJ3Z/
(24. 3.15追記)

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

映画『かがみの孤城』再開城特別上映/応援する理由

23年5月26日、映画『かがみの孤城』(辻村深月原作、原恵一監督)の特別上映が始まりました。本編の後に2014年の7人それぞれの姿を描いたイラストが宮崎あおいのナレーションに合わせて映し出されるスペシャル映像「かがみの孤城の前と後」が上映されました。スペシャル映像のラストは、昨年の映画公開時に配布された入場特典イラストカード「その後の風景」のうちの「2014年」のイラストでした。
映画『かがみの孤城』は、22年12月23日に公開された後、新宿ピカデリーなど、多くの映画館で上映が続けられ、23年3月30日に監督と主役声優の當真あみの舞台挨拶という「閉城の日、フィナーレイベント」が丸の内ピカデリーで開かれ、その日で、新宿ピカデリーなど、多くの映画館での上映が終了となりましたが、今回、「再開城」という言葉が使われています。
3月30日の「フィナーレイベント」の後も、上映を続ける映画館は結構あり、新潟県佐渡市のガシマシネマでは「再開城」の5月26日をまたいでの上映継続となっているようですが、東京では、5月4日にEJアニメシアター新宿での上映が終了した後は上映がなかったので、今回の特別上映は「再上映」と言ってもよいものかもしれません。
映画『かがみの孤城』は、6月11日から17日まで開かれるアヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品されるということで、映画祭のころまで、今回の特別上映が続くのかもしれませんね。

昨年12月に公開された後、今年1月ごろには、ネット上で映画『かがみの孤城』の上映終了時期を予想するサイトが多数登場し、今でも、検索でいくつものページが見つかりますが、それらの予想は、「1月下旬」とか「2月上旬」というものでしたから、3月30日の「フィナーレイベント」まで新宿ピカデリーなど多くの映画館で上映が続き、その後も上映が続いていることは、大方の予想を大きく裏切るロングランということになるのだと思います。
新潟県佐渡市のガシマシネマでは、「再開城」の日の5月26日をまたいでの上映継続になっているようです。

『かがみの孤城』は、映画化が発表されるよりずっと前からツイッターなどで応援してきましたが、僕が、『かがみの孤城』を応援する理由の一つは、この作品がフリースクールの先生が活躍する初めてのベストセラー小説であること、そして、日本のフリースクールの出発点となった1985年の東京シューレ発足のさい、塾教師の仕事を始めたばかりの時期だった自分が見学させていただき、創設者の奥地圭子さんに頼まれて「東京シューレ通信」第一号に「見学記」を書かせていただいたことが大きいと思います。そういういきさつは、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、23年1月、彩流社刊)の第二章にも書いてありますが、ここでは、その「東京シューレ通信」第1号に掲載されている僕の「見学記」から一部を引用しておきます。
「ところで、僕は、『東京シューレ』の子どもたちの笑顔に接して、なぜだか、一瞬、たまらなくせつないような気持になってしまった。なぜだろう。多分この部屋の外に一歩踏み出せば、病気に満ちた「現実界」が彼らを待ち受けているという考えが、僕の頭の中で、彼らの笑顔と交錯したからだろう。後で奥地さんにそれを話すと、『しかし、心のよりどころがあれば、大分ちがう』という答えが返って来た。なるほど、『東京シューレ』は、彼らのよりどころそのものなのだ。そして、これは、奥地さん等と共に、彼ら自身が長い苦労の末に創り出した自由の砦なのだとも言えよう。むしろ問題は、未だに、親の理解などを得られず、こうした心のよりどころを見つけられないでいる子どもたちが、まだ、全国に、数えきれないほどたくさんいることだろう」
(以上、引用)
あの頃、今日のようにフリースクールが認知される日のことなど想像しにくかったし、ましてや、フリースクールの先生が活躍するベストセラー小説の登場や、その映画化など、とても想像することなどできませんでした。そうした感懐が、この小説、この映画を応援したくなる要因の一つになっていると思います。

小説『かがみの孤城』の「五月」の章には、次のような一節があります。
「世の中で決まっているルールには、全部、そうした方がいい理由がきちんとある。
朝はカーテンを開けなさい、だとか。
学校には、子どもたはみんな行かねばならない、だとか」
(以上、引用)
理不尽なことも含めて、こうした「掟」のような決まり事が、どれだけ、僕たちを不当に束縛し、苦しめていることか!
子どもだけではありません。
「いい大人になって……」などと、特に大人に向けられる風当りだって世の中には多いでしょう。
『かがみの孤城』は、決して、不登校の子どもの物語ではないだろうと思います。この世に生きているずべての人間、自分らしく、自由に生きたいと考えるすべての人間の物語だと思います。

5月26日のツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1662079477260914688

ガシマシネマの5月25日のツイート
https://twitter.com/gashimacinema/status/1661553878654128129

映画公式サイトの「再開城」のお知らせ
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/news/230526info/

映画特別上映劇場情報
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=0526kagaminokojo

アヌシー国際アニメーション映画祭正式出品のニュース(アニメアニメ)
https://animeanime.jp/article/2023/05/01/77099.html


〔HP内の「かがみの孤城」情報リンクのページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52495415.html

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【23. 6.19追記】映画『かがみの孤城』特別上映は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、MOVIXさいたま等で、5月26日から2週間続き、6月15日終了となっています。
(23. 6.19追記)

映画公式ツイッターの6月16日のツイート
https://twitter.com/kagami_eiga/status/1669540302070116352

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【23. 7. 7追記】
映画『かがみの孤城』、は、23年6月28日にBD、DVD発売となり、デジタル配信も始まっています。また、8月5日にWOWOWで放送されることも決まったようです。
配信ストアリンク https://lnk.to/Kagami-K

配信情報ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1676860239373807617

(23. 7. 7追記)

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

辻村深月さん「エヴァンゲリオンは私の青春そのもの」

辻村深月さんの小説『かがみの孤城』を論じた作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生-源流「エヴァンゲリオン」「まどかマギカ」と虚構と現実の芸術論』(北村正裕著、2023年1月、彩流社刊)では、アニメ『エヴァンゲリオン』を『かがみの孤城』の源流と位置づけましたが、それは、あくまでも作品の内容からそうしたもので、辻村深月さんご本人の『エヴァンゲリオン』についての発言のことは知りませんでした。ところが、23年3月出版された『Another side of 辻村深月』(辻村深月著、KADOKAWA刊)に再録された17年の「anan」記事を読んで、辻村深月さんが、『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ」に挙げられていたということを知りました。2017年といえば、ちょうど『かがみの孤城』の単行本が出版された年ですね。単行本出版直後のそんな記事の存在、これまで知りませんでした。そして、これをきっかけに、辻村深月さんの『エヴァンゲリオン』に関する過去の発言を探してみたところ、いくつかのコメントが見つかりました。

2019年7月、ポプラ社刊『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載されている辻村深月さんのコメントは、
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです。
その青春が今日までずっと褪せることなく続いてきたこと、エヴァには感謝しかありません。
ありがとう‼」
というもので、かなりのエヴァファンらしいということがうかがえます。

「ニュータイプ」2021年6月号『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特集の付録ポスター裏面に寄せられた辻村深月さんのコメントも、エヴァ愛に満ちたもので、
「高校生のころ、EVAが好きすぎて、「NERV」の刻印が入ったグッズのバインダーを買い、当時書いていた小説も、学校のテストも、まとめて挟んでずっと使っていた。
初めて「EVA」に出会った高校生の私も、かつて14歳だった私も、今大人になった私も、みんないっしょに見届けました。「エヴァ」としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り。
監督、シンジくん、ミサトさん、みんな。
本当にありがとう!」
と記されています。

『かがみの孤城』執筆前の2012年10月「WEB本の雑誌」インタビュー記事にも『新世紀エヴァンゲリオン』についての発言がありますが、そこでは、「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」などというコメントがあるものの、比較的クールなトーンなのに対して、『かがみの孤城』執筆後のコメントは、上記の通り、エヴァ愛に満ちたものになっているように感じます。もちろん、『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』や「ニュータイプ」の記事は『エヴァ』の公式企画へのコメントだということもあるだろうとは思いますが、辻村深月さんのがかなりのエヴァファンだということは間違いないようですね。

今回、見つけた辻村深月さんの『エヴァンゲリオン』に関する発言の時系列を整理してみると次のようになります。

2012年10月、「WEB本の雑誌」インタビュー
「オタクの境界線を取り払ったエヴァンゲリオンの登場はものすごい事件だった」

2012年11月、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開

2013~14年、「かがみの孤城」連載

2017年5月、連載版から大改作された『かがみの孤城』単行本出版

2017年、「anan」12月6日号で『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ5選」のうちのひとつに。
「私と同世代で影響を受けていない人はほぼいないはず」

2018年、『かがみの孤城』本屋大賞受賞

2019年、ポプラ社刊「EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary」にコメント
「エヴァがあったからできた友達、エヴァを観たから書けたもの、エヴァンゲリオンは私の青春そのものです」
「エヴァには感謝しかありません」

2021年3月、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開

2021年、「ニュータイプ」6月号付録ポスター裏面にコメント
「『エヴァ』としか言いようがなかった、あの日々のあの情熱を、現象を、今にいたるまで全身で浴びて生きることができたことは、私の誇り」

2022年12月、『かがみの孤城』アニメ映画公開

2023年3月、『Another side of 辻村深月』に2017年「anan」記事再録


〔ブログ内の関連記事〕

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』刊行(23.1.4)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52495415.html

『かがみの孤城』単行本、文庫、キミノベル版の違い(22.11.8)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493999.html

「エヴァンゲリオン」新劇場版完結編公開機に過去の映画も順番に再鑑賞(21.3.15)
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52478019.html


〔HP内の関連ページ〕

「エヴァンゲリオン」基礎知識
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/eva-g.htm

「かがみの孤城」情報リンク
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm


〔北村正裕ホームページ紹介サイト〕
https://masahirokitamura33.wixsite.com/masahirokitamura

〔関連ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1641999659605581825


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『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』と『Another side of 辻村深月』


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『EVANGELION Millennials RADIO EVA 10th Anniversary』に掲載された辻村深月さんのメッセージ

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』刊行

小説『かがみの孤城』(辻村深月作)について論じる作品論、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生―源流「エヴァンゲリオン」「まどかマギカと虚構と現実の芸術論』(北村正裕著、彩流社、2023年1月刊行)、一般書店での販売は今月中旬ごろからということです。
出版社からの情報では、川崎の映画館、チネチッタなど、一部の映画館では一般書店より早く販売されているそうです。
映画『かがみの孤城』鑑賞後または原作読了後にお読みください。

彩流社の情報ページ
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

版元ドットコムのページ
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784779128769

紀伊国屋書店のページ
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784779128769

hontoのページ
https://honto.jp/netstore/pd-book_32090684.html

amazonのページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4779128765


『かがみの孤城』は、映画と原作小説とでは、ラストシーンとその直前シーンとの順番が逆になっていますが、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』で言う「奇跡のラスト」のラストとは、もちろん、原作小説、2017年版のラストのことです。『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の出版は、映画公開より後になりましたが、執筆は、ずっと前、『かがみの孤城』の映画化が発表されるよりも前のことで、22年1月に『夢の中の第3村』のタイトルで電子出版したものを再構成し、加筆修正を加えたものです。22年1月の電子本は、『かがみの孤城』との比較対象として取り上げたアニメ作品『エヴァンゲリオン』シリーズの完結編の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する村の名前に由来するタイトルにしましたが、今回は、メインとなる『かがみの孤城』の名を書名にいれました。実際、この本は、小説『かがみの孤城』読了かまたは映画鑑賞を前提としていますが、比較の対象として取り上げているアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と『エヴァンゲリオン』については視聴も予備知識も、一切、前提としないように書かれています。

小説『かがみの孤城』(辻村深月作)は、2013~14年に雑誌「asta*」に連載されたものの、物語の途中で連載終了となり、その後、大改作を経て完成した形で2017年に単行本として生まれ変わったものです。そして、その17年版の衝撃のラストシーンは、連載開始時には想定されておらず、むしろ、連載版とは矛盾するものでした。新しいアイデアに基づく物語を完成させるために、作者が最初から書き換える決断をし、その書き換えを実行したことが、この傑作誕生につながったのであり、その大改作の努力は高く評価されるべきものだろうと思います。そして、その大改作の検証が、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』第1章の内容です。そして、新しい結末誕生の背景を探るのが第2章以降の内容です。第2章では、日本のフリースクール誕生のころの教育の世界の状況からその後の教育の歴史にも触れ、『かがみの孤城』の訴えの特徴を考えます。また、第3章では、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と『かがみの孤城』の親和性と対称性について考え、そして、第4章では、『魔法少女まどか☆マギカ』の源流とも言えるアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズのうち、新劇場版シリーズの完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』について論じています。第4章だけは、『かがみの孤城』未読、未鑑賞のエヴァファンの方が読んでもよいように書かれていますが、第1~第3章は、必ず、小説『かがみの孤城』を読み終えるか、または、映画『かがみの孤城』鑑賞後にお読みになるようにお願いします。

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一部の映画館ではすでに販売されているようですが、amzaon、hontoなどでは予約受付中です。
https://twitter.com/a_ranking_news/status/1610335977477926912

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra

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【追記】
出版お知らせツイート(23年1月16日)
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1614910263576399876


【23. 4. 2追記】
先月、23年3月に出版された『Another side of 辻村深月』(辻村深月著、KADOKAWA刊)に収録された「辻村深月の人生を変えたアニメ5選」という記事(17年の「anan」の記事の再録)に、辻村さんご本人が『新世紀エヴァンゲリオン』を「人生を変えたアニメ」として挙げられているのを読みました。『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』では、アニメ『エヴァンゲリオン』(『新世紀エヴァンゲリオン』と新劇場版)を『かがみの孤城』のひとつの源流と位置づけ、第4章では、新劇場版の完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を中心に『エヴァンゲリオン』を『かがみの孤城』との比較という観点から論じましたが、辻村さんご本人が『かがみの孤城』出版年である17年当時に『エヴァ』を「人生を変えたアニメ」として挙げられていたことは、今回の再録で初めて知りました。
(23. 4. 2追記)

【23. 5.27追記】
「ハヤカワ ミステリマガジン」23年7月号の「BOOOK REVIEW(ミステリ・サイドウェイ)」のページ(嵩平何さん執筆)のページに、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社刊)が紹介されています。
「後半では同作と『まどか☆マギカ』や『エヴァンゲリオン』との比較というフックがあり、興味深く読み通せた」(同誌P.208)等々。
エヴァファンの方は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』などを論じている第四章を先に読まれるのもよいと思いますが、第一~第三章は、『かがみの孤城』原作小説読了後か映画鑑賞後にお読みください。

情報ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1662317760456835074

(23. 5.27追記)

関連ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1662319895240114176

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アニメ映画『かがみの孤城』公開、特典カード配布も

アニメ映画『かがみの孤城』(辻村深月原作、原恵一監督、丸尾みほ脚本)、本日、12月23日公開。初日の上映見てきました。
600ページを超える大作小説を約2時間の映画にまとめるのですから、原作の要素をかなり圧縮しないといけないのは当然ですが、うまく2時間の映画にまとめてあるという印象でした。
例えば、スバルの家庭の事情は、映画ではほとんど描かれておらず、原作小説でスバルの台詞にあったスバルの兄の存在などは、映画には一切出てきませんでしたが、このスバルの兄をめぐる原作での描写は、4月24日の記事
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52488812.html
に書いた通り、そもそも必ずしも成功しているとは言えないような部分だと思うので、こういうところの削除は、むしろ、鑑賞しやすさにつながっているように思いました。
城のビジュアルが登場したとき、最初に気になったのは、大時計への階段がないことでした。
この階段は、もともと雑誌「asta*」連載版にはなく、改作された17年単行本で始めて登場したものであるということは、来月刊行予定の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社、23年1月刊行予定)の第一章に書いてある通り(すでに校正も終了しています)ですが、その階段が、映画の城にはないので、クライマックスでこころが大時計を目指すシーンをどう描くのだろうと思ってみていたのですが、そこのところは、今回のアニメ映画では、ひとつの見せ場になっていたように思います。また、×マークの原作にはなかった役割にも注目です。
そのほか、今回、城に、「トロイメライ」(シューマン作曲)が流れる大きなオルゴールがありますが、ラスト近くで、幼少のリオンがミオのドールハウスの中に小さなオルゴールをいれるシーンがあり、それが城にあるオルゴールの元になっていることが示唆されると同時に、リオンが城の正体に気づく要因のひとつになっていたことも示されていて、ここのところは、映画独自の要素になっていました(幼いリオンの声は矢島晶子さん)。
一方、原作にあったミオとアキの特別な関係が映画には出てこないのが少し残念にも思いましたが、やはり、2時間の映画にまとめるとなると何かは削除せざるをえませんね。
原作小説(17年単行本)では、ラストの前にリオンの転校シーンがありますが、今回の映画では、17年版原作小説のラストとリオンの転校シーンの順番が逆になっていて、17年版小説の「奇跡のラスト」がラストではなく、ひとつ前に繰り上がっていますが、これは、音楽の使い方や、エンドロールとのつながりなどと関係があるかもしれません。「奇跡のラスト」に値するのは、17年版小説のラストであって、リオンの転校は、それだけでは「奇跡」の名には値しないでしょうが、エンドロールとのつながりを考えると、今回のような順番が選択された理由もわからないわけではありません。映画では、ラストのひとつ前になってしまいましたが、「心の教室」のシーンこそが「奇跡のラスト」だと思います。

声優陣では、テレビアニメ「忍たま乱太郎」、「名探偵コナン」で主役を務める高山みなみさん演じるマサムネは、期待通り、落ち着いたマサムネでした。そして、期待以上だったのが、主役、安西こころ役の當真あみさん。大きな声や派手な抑揚などが使えない難しい役だと思いますが、しっかりと主役の存在感を出せていたように感じました。

原作小説のファンにとっては是非見たい映画でしたが、原作未読の方にとっても魅力的な映画になっている思います。

原作小説について論じる作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社、23年1月刊行予定)は、映画鑑賞後かまたは原作小説読了後にお読みください。

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔彩流社の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報ブログ記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493986.html

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra

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【追記】入場者プレゼントとして配布されている封筒にはいっているのは、登場人物たちの「その後」などを描くイラストが描かれた2枚のポストカードのセット。
封筒には「必ず〈鑑賞後〉に開封すること」と「中身をSNSに投稿しないこと」という2つの「お願い」が書かれていますが、映画の公式ツイッターの情報
https://twitter.com/kagami_eiga/status/1605503343211814912
によるとこの特典のカードのセットは3種類あるようです(カードは合計6種類)。
観劇回数を制限しなけい場合の3種類が揃うまでの観劇回数の平均値(期待値)を計算してみたら5.5回。そして、5回の観劇で3種類が揃う確率は50/81(61.7%)。計算、合ってるかな?

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〔映画特典情報ツイート〕
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1606292233291849730

【23. 2. 1追記】
映画入場特典イラストカード、1月20日に配布された第2弾と1月27日に配布された第3弾のカードに記された「孤城」の文字を鏡に写すと、第2弾カードでは「友達」、第3弾では「宝物」という文字に!
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1620769149965443073

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1月20日から、第1弾カードの画像が「スペシャル映像」として、本編後に上映されていて、そのカードのうちの1枚、アキとミオの特別な関係を示す絵も上映されています。BGMは、シューマン作曲「トロイメライ」。
(23. 2. 1追記)

【23. 2.17追記】
本日、映画興行収入10億円突破の発表がありました。
https://twitter.com/kagami_eiga/status/1626451374119522305

23日からの入場者プレゼント(入場特典)第4弾配布が、すでに13日に発表されています。
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/news/230213special/
(23. 2.17追記)

【23. 2.23追記】
2月23日より公開3カ月目に突入、入場特典プレゼント第4弾のイラストカード配布開始。両面イラストのうち片面のQRコードを読み取ると第1弾カード〈その後の風景〉の画像が保存できる仕組みに!

情報ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1628654213076242432
(23. 2.23追記)

【23. 3.25追記】
3月30日に丸の内ピカデリーでフィナーレイベント(閉城記念舞台挨拶)開催との発表。チケット発売中。
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/news/230330event/
(23. 3.25追記)

【23. 4. 2追記】
3月30日、丸の内ピカデリーで閉城の日フィナーレイベントが行われ、主役声優の當真あみさんと原恵一監督の舞台挨拶がありました。

関連ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1641429285994102784

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一部の映画館では、まだ、上映続いていますが、フィナーレイベントの日で上映終了となった映画館が多いようです。
(23. 4. 2追記)

【23. 4. 7追記】
昨日(4月6日)、映画のブルーレイディスクとDVDが6月28日に発売されることが発表されました。また、4月28日からU-NEXTで先行配信されることも発表されました。

BD、DVD発売情報
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/bd-dvd/

U-NEXT先行配信情報
https://www.unext.co.jp/ja/press-room/kagaminokojo-announce-2023-04-06

ツイート
https://twitter.com/masahirokitamra/status/1643788292239024129

(23. 4. 7追記)

『かがみの孤城』アニメ映画化宣伝パンフ入手/あらすじ・声優キャスト情報等

アニメ映画『かがみの孤城』(辻村深月作、原恵一監督)の公開予定日は22年12月23日。

映画公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/

声優キャストのうち、なかなか発表されなかったオオカミさま役の声優が「芦田愛菜」であることが発表され、その名も記載された宣伝パンフレット(チラシ)を映画館でもらってきました。

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すでに発表されているように、声優陣には、テレビアニメ『忍たま乱太郎』、『名探偵コナン』で主役の声を担当している高山みなみさんなど、大物声優の名前もあります。宣伝パンフには役名が書かれていませんが、公式サイトでは、高山みなみさんはマサムネの声を担当するとのことです。
公式サイトと同じように、あらすじ、内容紹介として、
「学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに『オオカミさま』と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、『城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう』と告げる」
「全ての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける―」
という紹介が掲載されています。
また、宣伝パンフ(チラシ)には、
「鏡の世界に招かれた7人。すべての謎が明かされたとき、想像を超える奇跡に涙があふれ出す—」
というキャッチコピーも、おもて面の最後行に載っています。

『かがみの孤城』の原作は、辻村深月さんの小説で、2017年に単行本が出版された後、22年にはポプラ文庫版、23年には児童向けのキミノベル版も出版されていますが、17年の単行本の物語は、2013~14年に雑誌「asta*」に連載され、結末までたどり着くことなく連載終了となった『かがみの孤城』の物語を改作したもので、17年版の感動的な結末は、当初の連載版執筆時には想定されていなかったものであり、連載版の内容は、後の17年版の結末とは矛盾さえするものでした。『かがみの孤城』は、その「asta*」連載版からの大改作の努力こそ高く評価されるべきものであると思いますが、それについては、来月、12月に彩流社から出版される予定の作品論『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の第1章で詳しく解説しますので、小説を読み終えた方で興味お感じの方には、是非、お読みいただきたいと思います。
小説未読で映画を先にご覧になるという方の場合は、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』をお読みになるのは、映画を見てからにしてください。ネタバレにご注意ください。

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
http://masahirokitamura.my.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm

〔彩流社の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』出版情報ブログ記事〕
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52493986.html

〔北村正裕ツイッター〕
https://twitter.com/masahirokitamra


『かがみの孤城』単行本、文庫、キミノベル版の違い

12月のアニメ映画公開も迫ってきた辻村深月さんの小説『かがみの孤城』。これから購入しようという人の中には、単行本にしようか、ポプラ文庫版にしようか、それとも児童向けシリーズのキミノベル版にしようかと迷っている人もいるかもしれませんね。そこで、そういう人達の参考にしていただくために、これら3つのバージョンの違いについて簡単に記しておきます。
本文そのものの違いはわずかで、単行本出版前の2013~2014年の雑誌「asta*」連載版から単行本(17年版)への大改作に比べれば、その後の文庫本出版時の修正はわずかです。
しかし、一応、単行本からの文庫化のさいの修正点を挙げておきますと、文庫版では、単行本の16ページの9行目の「それ以降、会話が途切れた」という一文が削除され、「はい」というこころの台詞の後、すぐに、「喜多嶋先生はキレイな人で」という地の文に続いていくようになっていて、キミノベル版もポプラ文庫版と同様です(ポプラ文庫版上巻22ページ、キミノベル版上巻22ページ)。
喜多嶋先生の秘密については、いわばトップシークレットで、小説未読の方には絶対に教えてはいけないことですから、ここには書けませんが、その重大な秘密は、2013年の「asta*」連載当初は、全く想定されていなかったことであり、それどころか、後の単行本で示された喜多嶋先生の秘密とは矛盾する内容でさえありました。そして、単行本でのこのあたりの記述は、喜多嶋先生がこころの味方なのかどうかも確定していなかったころの連載版の文章がそのまま使われていた部分ですが、ポプラ文庫版では、上記の一文が削除されたことで、いわば、連載版の痕跡が見えなくなっていると言ってもよいと思います。
連載版から単行本への『かがみの孤城』の大改作については、来月、彩流社から出版予定の『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の第一章で詳しく紹介しますので、興味お感じの方には、小説をお読みになってからお読みいただければさいわいです。
キミノベル版は、ポプラ文庫版のテキストにルビをふり、村山竜大さんの絵がはいっています。そうなると、キミノベル版が一番お得というようにも思えますが、ポプラ文庫版には、キミノベル版よりも文字が大きいので、大きめの文字で読みやすいというところがポプラ文庫版の長所だと思います。

来月、12月23日には、アニメ映画が公開されるので、映画を先に見る人もいると思いますが、小説も未読で映画も未視聴という人は、小説を読み終えるか映画を見るまでは、ネタバレ情報に触れないようにご注意ください。

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〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
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〔北村正裕ウェブサイト紹介ページ〕
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〔『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』についての彩流社の情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html



【22.12. 8追記】『かがみの孤城』文庫版に、アニメ映画仕様の新しいカバー(全面カバー帯)がついたようです。
丸善ジュンク堂のツイート
https://twitter.com/maruzeninfo/status/1594544889076883456
に情報が出ています。
(22.12. 8追記)

【25.8.20追記】
北村正裕ホームページ(音楽情報用と執筆情報用)の統合にともない、「『かがみの孤城』情報リンク」のページのURLが変更になりました。
新しいURLは
http://masahirokitamura.art.coocan.jp/kagaminokojo-l.htm
です。
(25. 8.20追記)

『かがみの孤城』作品論、彩流社からの出版決定

来月、12月に、彩流社から新しい本『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著)が出版されることになりました。
辻村深月さんの小説『かがみの孤城』の雑誌連載版から単行本への大改作を検証し、新しいラストが生まれた背景を探り、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と『エヴァンゲリオン』シリーズとの比較などを通してその特徴を考える内容で、今年1月に『夢の中の第3村』のタイトルで電子出版したものを再構成、改題の上、加筆、修正を加えたものです。

第一章では、『かがみの孤城』17年版の衝撃のラストが、連載版からの大改作でどのように生まれたのかを検証する内容ですが、『かがみの孤城』ほど、ラストの衝撃の大きい小説は無いかもしれません。そして、本書は、その衝撃の読書体験の感動ををさらに深めるための本だとも言えるもので、したがって、まずは、ネタバレ情報に触れないうちに小説『かがみの孤城』を最後まで読み切ることが前提です。来月、12月23日には、アニメ映画が公開されるので、映画を先に見る人もいると思いますが、『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』は、小説『かがみの孤城』を読み終えた人と映画『かがみの孤城』を見た人のための本ですので、小説も未で映画も未視聴という人は、決して『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』を先に読んでしまうことがないよう、ご注意ください。くれぐれもネタバレにご注意ください。

『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』の目次は次の通りです。
序章 孤独な少年少女たちの居場所としての「かがみの孤城」
第1章 連載版から17年版への大改作
第2章 「かがみの孤城」が示した類型化への抵抗
第3章 「かがみの孤城」と「魔法少女まどか☆マギカ」
第4章 虚構の中の創造主―「エヴァンゲリオン」と円環の物語 

〔彩流社の情報ページ〕
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10025211.html

〔北村正裕HP内の「かがみの孤城」関連リンクページ〕
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〔北村正裕ウェブサイト紹介ページ〕
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〔北村正裕ツイッター〕
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〔当ブログの「かがみの孤城」関連記事より〕

「読了までネタバレ回避を!」
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52490534.html

スバルの記憶「血が出なかった…」の違和感
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52488812.html

舞台「かがみの孤城」、舞台ならではの演出も
http://masahirokitamura.dreamlog.jp/archives/52472208.html

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【22.12. 8追記】『「かがみの孤城」奇跡のラストの誕生』(北村正裕著、彩流社)、刊行は、23年1月になりそうです。先月、彩流社が書店向けに作成したチラシでは「12月刊行}となっていましたが、その後の作業が遅れているようです。もう少しお待ちください。
(22.12. 8追記)

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